【ボカロ曲紹介】ディストピア・ジパング
『誰かを励ますことを躊躇ためらうくらいに 明日に希望は抱けないけれど
同じ時代生き 共有した運命を 解かり合って寄り添うくらいならできる
何かが変わるとは思えないけど それでも……』(ディストピア・ジパングの歌詞より)
僕は初音ミクなどのボカロ曲が好きなのですが、まさに今の世の中を表した曲だと思ったので、この機会に紹介します。これを聴いて個人的には勇気をめっちゃもらっています。
「ディストピア・ジパング」を作ったcosMo(暴走P)と言えば、まあ「初音ミクの消失」が有名でしょう(笑)なんだあの最高速の別れの歌は。人が歌える訳ないだろう(弟の姉という人が噛まずに歌っているのですが・・・あの人も人間か?)。
この曲は2011年に生まれて、まさかの10年!そうか・・・僕の青春からもう10年経ってしまったのかと考えると何か感慨深い。。。という感情は置いておいて2011年と言えば「東日本大震災」があって、あの時も日本全体的に暗い雰囲気の中で登場したこともあって、一種の「復興応援ソング」かな?という解釈があります。
でも、個人的にはコロナ禍の今の世情を表しているかのようにしか思えない・・・。
例えば
『夢も希望も取り上げられたボクらの
声は響かずポトリ地に落ちた
こんな時代に生まれた意味は何だろう
行き場の無い問いが蟠わだかまる』
なんか自粛自粛を迫られている僕らの声を代弁してくれているかなと思ったり
『口を開けば 懐古する 賛美する
昔はよかったとまだ夢を見たがる
無責任にボクらより先に 死に逝く彼らの言葉に
一体どれほどの価値があるのだろうか』
これも僕は常々思ってしまっている歌詞です・・・。本来なら未来を過ごす若者に決定権がなければならないのに一部の偉い人で全て決まり、偉い人はいつのまにか無責任にもいなくなっている。そして、無茶苦茶になった世界だけが僕らに渡される。
それぞれ色々と思うところはあると思いますが、こんな世の中でも生きていかないとダメですし、僕は学生時代に「微力だけど無力じゃない」という言葉をいただいているので、今自分のできることは何かを問い続けながらできそうなことは実行しています。それがFacebookやnoteの投稿、フクユメなどのオンラインイベントなどなど。
正直、冒頭で紹介した歌詞のとおり、自分の活動で何かが変わるかと思ってはいませんが、それでも自分にできることをして、何とか次の世代に少しでもマシな世の中を残したいというのが僕のささやかな祈りでもあります。
ディストピア・ジパングの歌詞全文は下記URLからご覧ください。それでは。
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