あなたの正しさは誰のもの?
人が他人を正論で強く責めるとき
私はその強さの中に恐れを感じる
正しさをぶつけ、人を責めて
自分や世の正しさを示すことの意味は
何なのかなぁ
その時にぶつけているのが
自分だけの正しさならば
人によって正しさの意味は違うから
そのモノサシをぶつけても
相手の尺は変わらない
変わらない相手を前に
自分の正しさをむき出しにして
言葉がエスカレートしていく怖さ
そういうときは
見たい事実だけしか見えないし
聞きたい事柄しか聞こえない
最終的には
何に怒っているのかさえわからない
そんな風になるときに
人間の愚かさや浅はかさを感じる
私の正しさは私だけのもの
それを理解してもらうのに必要なのは
強さじゃなくて、きっと対話だ
職場の不満を話すムスメを見ていて
その正しさだけで人を裁いていないか
ふと考えてしまった次第
正しさにもいろいろあってさ
あなたの正しさは
きっとあなただけのものだよ
その正しさも経験や価値感によって
少しずつ変わるよ
だからナニ?と私を睨むけど
自分の正しささえ揺れ動くんだから
その正しさを振りかざして
他人をあんまり追い詰めるなと
ママは伝えてるつもりです
押忍