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オールモノクロ写真集にまつわる物語

フンザを含む北部パキスタンの旅が終わり、参加してくださった皆さんとイスラマバードの空港でお別れ。僕は後半の南部パキスタン・バロチスタンの旅を控え、イスラマバードに滞在しています。ツアー中はずっと快晴で、黄葉も最盛期。人々との出会いも多く、最高の旅となりました。

さて、12月に開催予定の展示のこと、そしてオールモノクロの写真集のことを少し記しておきます。

12月5日から、銀座のIG PHOTO GALLEYで開催する展示のタイトルは「地と記憶」。オホーツクを舞台にした作品群の一部をお見せします。この作品の完成形は、2024年を予定しており、そこを「エピソード1」として、この先、いくつかの写真集や展示でエピソードをお見せしていきます。

ただ、そのエピソード1へ繋がる部分がどうしても必要なので、今回、展示とは異なる内容とはなりますが、写真集を上梓することになりました。安易な表現ですが、これはつまり「エピソード0」。北海道の自然をオールモノクロ、トリプルトーンで印刷した、自身初めての写真集になります。

これらの思いを全て受け入れ、出版を決断してくださり、次へ繋がるストーリーの基盤を作ってくれた方、そしてそれを形にしてくれるデザイナーの方と、地元北海道の印刷会社。全ての方に感謝して、僕はパキスタンの旅を続けています。

なにより、このきっかけを作ってくれたHOKKAIDO PHOTO FESTAの代表大橋英児さんには感謝の言葉しかありません。

きっと素敵な本になりますので、みなさま、ご期待いただければと思います。そして、ぜひ手に入れてこれから続くエピソードの続きを一緒に楽しんでください。

いつも応援ありがとうございます。いただいたサポートは、写真家中西敏貴のさらなる飛躍のため、取材費として使わせていただき、その成果をかならずやフィードバックさせていただきます。ご協力をお願いします。