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美瑛の秋が深まってきました

見事な咲っぷりだった緑肥のひまわりはその役目を終え、すでに土の中へ。今度この光景に出会えるのは数年先のことです。楽しませてくださった農家のSさん、ありがとうございました。今年一番の写真をお届けに伺います。

美瑛の観光に必要なのは、きっとマナーではなく、土地や人への「愛」だと思うんです。皆さんの愛する家族が大切に育てている花壇や畑に、無断で踏み入れるなんてことは考えませんよね。美瑛観光もそれと同じ。誰かに決められたルールなどなくとも、この風景を生み出す人を知り、愛すれば、踏み入れるようなことは絶対にありません。

ブラウマンたちの顔が浮かべば、作業の邪魔をしないようにそっと「光を観る」ことにつながりますよね。それこそが、本質的な「観光」なのだと思います。誰もいない早朝のこの場所で、そんなことを考えていました。

さて、日々の撮影とツアーのお仕事から帰宅すると、掲載誌がいくつか届いていました。デジタルカメラマガジンではモノクロでかっこよく見開きで掲載いただいています。

写真展「火の記憶」会場もすっかり秋の装いです。ぜひお越しください。

季節は進み、紅葉は標高を下げてきました。数日後には山に冠雪もあるとの予報。秋を追い越すように冬が近づいてきているようです。

今年は例年に比べるとやや派手さに欠けるものの、それでも場所を選べば十分に美しい紅葉に出会えます。大切なことは、情報ではなく足を使って自分の目で確かめることですね。良い悪いで自然を見ると、いつも残念な思いばかりが湧き上がってくるものです。

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