根室と伊豆の旅

先週から遠征が続いている。北海道根室振興局からの依頼を受けて根室地方のセミナーの開催と撮影を続けていた先週。凍った海を見ていた翌日には横浜へ移動。伊豆へと旅立ち、いままた横浜のホテルに戻っている。

根室の海は凍り始めていた。海が凍るという光景をみることは、なかなかできるものじゃない。猛烈に寒い中、この光景との出会いは奇跡的だった。現地でアテンドしてくれた友人曰く、とても珍しい光景だとのこと。我ながらついている。

凍り始めた海でも漁師の暮らしは淡々と続いていた。ここにも人の暮らしに惹かれる自分に、写真家としての変化を感じている。そろそろ次のステージへと向かう時期なのだろうか。

根室の翌日は、横浜で開いている写真講座のゼミ生と一緒に、伊豆を旅してきた。人生初の伊豆。１泊だけのショートトリップだったけれど、さすがはジオパークに認定されているだけのことはある。魅力的な地形に溢れていた。美瑛にはない海を見ながら海岸線を移動するのはやはり新鮮。バスの車窓からはいつも輝く海が見え隠れする。

地球的な時間軸を感じさせてくれる風景。根室とはまた違う海だ。

二日間の伊豆ツアーのクライマックスには美しい姿の富士山を見ることができた。実は、僕が富士山にカメラを向けたのは初めて。やはりこの山は美しかった。

さあ、今日はやっと美瑛に戻る予定。真冬の大地が待っている。