希少性は全く関係ない、量産品でもLouis Vuittonになり得るというコト
よく高級ブランドは希少性からくると勘違いしてる人がいる。確かに、希少性の高いものは市場での価値が高騰しブランド力を上げるコトもある。しかしそれが全てではない。
例えば、ラグジャリーブランドの代表格Louis Vuittonは1950年くらいまではパリに4店舗くらいしかなかったオートクチュールのブランドだったがアンディーウォーホルという1人のアーティストがブランドに革命を起こしたと言われている。
彼の有名なアートでマリリンモンローのアートがある。
しかし、彼はそのアートと同じ時期にもう1つキャンベルスープの絵も出した。当時、マリリンモンローのアートはマリリンモンローだから価値があって売れると世間は言った。ただ同じ時期に出したキャンベルスープの絵もかなりの価値がありかなり売れたと言う。
キャンベルスープなんかは当時も近くのスーパーに売ってるような希少性なんてまるでないモノだった。そんな庶民的なキャンベルスープもマリリンモンローも実は価値は同じだったのだ。
つまり希少価値がなくてもブランドは成立するというのが当時から既に証明されているのだ。
庶民的なアートとマリリンモンローが実は同じ価値のアートであったということがわかったことがアパレル界に革命を起こしたと言われている。
量産品であろうがオートクチュールであろうが実は関係なく、高級ブランドになり得るのだ。希少性より決めたブランドの価値を貫くコト。それは安売りをしないコト、割引をしないコト。こういうことの方が高級ブランド構築には必要だと思う。
僕は何回もこのNoteでも綴っているが飲食店のご飯も高級ブランドのバッグも質なんかそんな変わらない。3万強の鮨も5千の鮨も日本であれば鮮度なんて変わるはずがないし、握りの差なんてごく僅かだし、どっちもある程度美味しい。coachのバッグとLouis vuittonのバッグもロゴ以外ほとんど同じだ。
何で差を分けているかというと、予約が取れない鮨。割引をしないLouis vuitton。そして高いか高くないか。高くしたり創意工夫をして希少価値を人工的に作りだしてるのだ。だから高級とかラグジャリーとか言っている商売人は安く売るな、高く売れ!!ということだ。
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