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イチロー選手から学んだ「野球未経験の僕が野球に魅せられる理由」 ~失敗に向き合うことは、自分と向き合うこと~

8月9日は、「野球の日
「や(8)きゅう(9)」と読む語呂合わせと、高校野球の期間中で野球に対する関心が高まる季節であることに由来しています(記念日は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されています)

野球未経験の僕が野球に魅せられるのはなぜだろう…「野球の日」を機に、思いを巡らせてみる。

“自称・イチロー研究家”の僕は、イチロー選手をきっかけに野球に魅せられ、また自分を前進させる学びを得ています。特にこの「自分を前進させる学び」とは何であるか、自分でも言葉にできずにいました。

“その正体”に気づいたのは、2013年8月21日。そうです、イチロー選手が日米通算4000本安打を達成した日です。試合後の記者会見でイチロー選手が語った言葉に“その正体”が。

「こういうときに思うのは、別にいい結果を生んできたことを誇れる自分ではない。誇れることがあるとすると、4000のヒットを打つには、僕の数字で言うと、8000回以上は悔しい思いをしてきているんですよね。それと常に、自分なりに向き合ってきたことの事実はあるので、誇れるとしたらそこじゃないかと思いますね」

「これからも失敗をいっぱい重ねていって、たまにうまくいってという繰り返しだと思うんですよね。バッティングとは何か、野球とは何か、ということをほんの少しでも知ることができる瞬間というのは、きっとうまくいかなかった時間と自分がどう対峙するかによるものだと思うので。なかなかうまくいかないことと向き合うことはしんどいですけど、これからもそれを続けていくことだと思います」

https://www.nikkei.com/article/DGXZZO58785970S3A820C1000000/

記事にあるように、『野手で言えば、10回のうち、3回ヒットを打てば好打者。7回は失敗する』、つまり野球は失敗に向き合うスポーツ。これが“その正体”なんだなと。失敗に向き合うことは、自分と向き合うこと。失敗と、自分と、目を背けずどう向き合うか。これは誰しもが通る道。だから野球未経験の僕でも野球から自分を前進させるヒントを得ることができる。

ミスをしてしまったときにどのような態度を取るか、また自分と向き合うことについては、「もしもイチローさんが社長だったら!?」という企画の『どのような社員・部下と一緒に働きたいですか?』の回答内でも触れられています。


上述した2013年8月の記者会見では以下のような言葉も。

「選手として、人間として成熟しているか、前に進んでいるか、いまだに分からないし、明確に感じることもできていない。そうだと信じてやり続けるしかない。いつか、『生きるとは、野球とはこういうことだ』とか、少しでも見えたらいい」

https://www.nikkei.com/article/DGXZZO58792100S3A820C1000000/

『生きるとは、野球とはこういうことだ』…重たい言葉。心に刻みます。

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