見出し画像

2022年原爆の日

8月6日は原爆の日。
広島に世界で初めての原子爆弾が投下された日。

原爆投下のされた8月6日午前8時15分になると一分間の黙祷が捧げられる。

広島に住んでいない人は黙祷の時間がある事を知らない人もいるかもしれない。私は母方の祖父が黙祷を必ずしていたので存在は知っていたが、実際に香川県で過ごしていた時にする機会はあまりなかった。
広島に住むようになって感じるのは広島出身の方々の原爆や戦争についての意識の違い。平和学習として子供の頃から学校で戦争の歴史や原爆の被害についての学習をしているので、根底から違うのだと感じる。
私自身は広島に移り住んでから、そして写真を、とりわけ報道写真やドキュメントの分野を勉強するようになってから避けては通れない事柄になったような感覚。

今現在もロシアとウクライナで戦争が起こっているように、この原爆が落とされた事も「歴史」といえば遠い事のように思えるが、よくよく考えたら77年前の話で、その跡も残っているしその当時を知る人もいる、今の時代と地続きの事柄なのだ。

私はここ3年程、8月5日の夜や6日の朝は原爆ドームや平和公園をスナップしている。
そこにいる人々の姿を記録として残す為だ。
皆それぞれいろいろな想いで訪れているのだろう。
私ごときが記録した所でどれぐらいの人に届くのかはわからないが、それでも広島に住む一人の写真家としての視点でお届け出来ればと思う。


8月5日


8月6日



camera : FUJIFILM X-Pro3 
lenses : Voigtlander NOKTON classic 35mm F1.4 sc vm & color skopar 21mm F4 vm
film simulation : ACROS


フィルム写真の文化の一助になるよう活動を続けたいと思います。フィルムや印画紙、薬品の購入などに使わせて頂きたいと思うので、応援の程よろしくお願い致します!