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#ジーン・ケリー
『デュバリイは貴婦人』(1943年8月19日ニューヨーク公開・MGM・ロイ・デル・ルース)
ハリウッドのシネ・ミュージカル史縦断研究。5月19日(木)は久しぶりにアーサー・フリード製作、ジーン・ケリー、ルシル・ボール、レッド・スケルトンの華やかな”Du Barry Was a Lady”『デュバリイは貴婦人』(1943年・ロイ・デル・ルース)をスクリーン投影。アマプラで字幕版が配信中(ジュネス企画版)なので、おそらく初めての字幕版での鑑賞となった。日本では昭和26(1951)年10月9日
もっとみる『ワーズ・アンド・ミュージック』(1948年未・MGM・ノーマン・タウログ)
アーサー・フリード製作のMGMミュージカル『ワーズ・アンド・ミュージック』(1948年・MGM・ノーマン・タウログ)をAmazonプライムビデオからスクリーン投影。初見は1980年代、ニューヨークで買ったVHSビデオで、その後、アメリカ盤LD、DVDと繰り返し観てきたが、字幕版はこれが初めて。
MGMミュージカルの楽しみは、多彩な出演者によるカラフルなミュージカル・ナンバーに尽きる。のちの『ザッ
ブロードウェイシネマ「パリのアメリカ人」
松竹ブロードウェイシネマ「パリのアメリカ人」はミュージカル映画の金字塔『巴里のアメリカ人』(1951年・MGM・ヴィンセント・ミネリ)をベースにした2017年のイギリス上演版。
本日の試写は東銀座の松竹本社・試写室、つまり東劇ビルで観た。ジーン・ケリーとレスリー・キャロンの『巴里のアメリカ人』が日本で最初にロードショー公開されたのが東劇だった。それゆえに感無量!
ジーン・ケリーが演じたジェ
ザッツ・エンタテインメント・コレクターズセット
解説:佐藤利明
1975年3月22日。東京有楽町の丸の内ピカデリーをはじめ、鳴り物入りで全国ロードショーされた『ザッツ・エンタテインメント』は、単なるMGMミュージカルの集大成ではなく、それまでミュージカル映画というと『ウエスト・サイド物語』(1960年)を頂点とするブロードウェイのブック・ミュージカルの映画化がすべてと思い込んでいた、若きミュージカル映画ファンをノックアウトした。
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ザッツ・エンタテインメント! MGMミュージカルを支えた人々 アーサー・フリードとその時代 PART5
佐藤利明(娯楽映画研究家)
*1995年レーザーディスク「ザッツ・エンタテインメント !スペシャル・コレクターズセット」のブックレット解説に加筆修正しました。
『雨に唄えば』誕生
ブロードウェイからの人材を次々とハリウッドに招聘したアーサー・フリードの“ブロードウェイ−ハリウッド・コネクション”は、ついに『雨に唄えば』(1952年)という傑作を誕生させる。
雨に唄えば(1952)予告
ザッツ・エンタテインメント! MGMミュージカルを支えた人々 アーサー・フリードとその時代 PART1
佐藤利明(娯楽映画研究家)
*1995年レーザーディスク「ザッツ・エンタテインメント !スペシャル・コレクターズセット」のブックレット解説に加筆修正しました。
名曲“SINGIN’IN THE RAIN”誕生の瞬間 1929〜1935年 1929年のある昼過ぎ、作曲家ナシオ・ハーブ・ブラウンはパートナーで作詞家のアーサー・フリードを訪ね、新しいメロディーを聞かせた。やや古めかしいスタイルの、そ