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ついに100都市目~ここまでのまとめ

2022年5月末に旅をスタートしてついに100都市目を超えた。
サッカー観戦目的でいく街も多かったため重複もかなりあるが、ゆっくり滞在した街、ご飯を食べただけですぐ移動した街、色々含めて記憶に残っているうちに文字にしておこうと思う。

まず2022年5月26日に期限無しでスタートした旅。
ここまでの流れは
名古屋→箱根→河口湖→平塚→名古屋→下呂→飛騨古川→高岡→和倉温泉→越後湯沢
→横浜→平塚→東京→名古屋→大阪→広島→仙台→東京→大阪→鹿島
→東京→河口湖→甲府→東京→名古屋→大阪→京都→大阪→東京→宇都宮
→鹿島→東京→越後湯沢→高崎→新潟→前橋→越後湯沢→前橋→名古屋→大阪
→奈良→名古屋→川崎→東京→郡山→猪苗代湖→会津若松→田村→越後湯沢→佐渡
ここでやっと50!!

→新潟→酒田→秋田→青森→帯広→根室→羅臼→富良野→札幌→富良野
→美瑛→旭川→札幌→大阪→東京→バンコク(タイ)→ビエンチャン(ラオス)→バンビエン→ルアンパバーン→パクベン
→チェンコーン(タイ)→チェンライ→バンコク→マラッカ(マレーシア)→クアラルンプール→ジャカルタ(インドネシア)→ボゴール→ジャカルタ→バンドン→ジャカルタ
→大阪→名古屋→東京→中標津→屈斜路湖→網走→北見→旭川→稚内→大阪
→チェンナイ(インド)→ガントク→スィリグリ→ムザファルプール→ビールガンジ(ネパール)→カトマンズ→ナガルコット→バクタプール→カトマンズ→デリー(インド)
2022年11月21日時点でついに100!!

約6ヶ月、180日くらいで100都市なので重複はあるもののなんだかんだ2泊して3日目には次の都市に行っている計算になる。
もう少し各都市ゆっくりしているイメージだったのでちょっと意外。
よくここまで動いたなーと思うが、それぞれ振り返っても思い出せる印象深い街ばかりだ。

今まではちょっと長い休みが取れると海外にばかりいっていたのでここまで国内をゆっくり回れたのは始めて。
特にあまり行くことのなかった北陸や東北、北海道にゆっくり行けたのは面白かった。元から知り合いの人に会ったり、新しい出会いがあったり、良い思いをしたり、悪い思いもしたり。
そしていいゲストハウスに出会ったり、僕にはハマらなかったゲストハウスもあったり。

あくまで僕にとってハマったゲストハウスなだけなので良い悪いはそれぞれ行った人次第なのだけど
越後湯沢「Sansan」、名古屋「よるよなか」、新潟「くく」、根室「ネムロマン」、稚内「モシリパ」
はかなり良かった。どこも個人オーナーでやっているゲストハウスだけど、Mad Catと求めてるものが同じ方向性というか、そもそもやってる人の人柄だとか。
他にも和倉温泉の「Freedom2」とかめっちゃエッジ効いてるし、河口湖の「カゲロウ」とかも超いい雰囲気だし、広島の「Red Helmet」もスポーツバー付きゲストハウスというコンセプトとかとてもいいし、奈良の「ヒロホステル」なんか人の良さだけでやってる感あるし。
日本国内を旅する人にお薦めしたいゲストハウスの情報はだいぶ蓄積された気がする。
教えてほしい人がいたら個別でもっと詳しく教えます。

個人オーナーのゲストハウスがあると僕の場合はまず「ゲストハウス経営してました」っていう掴みで仲良くなれるという強みもあるし、気になるゲストハウスがあるとそれ自体が旅の目的にもなる。
観光などの目的があって宿や移動はおまけというのもいいけれど、移動や宿泊それ自体が目的になるっていうのも素敵だなと改めて感じることができる。
ホテルに宿泊してネットで美味しい店を探して…という方法より、ゲストハウスに泊まって近くの美味しい店を教えてもらって「あそこのゲストハウスに紹介されて来ました」って言ったほうが絶対に双方から喜んでもらえるし、繋がりも広がる。
そして同じような感覚をもっている旅人が多いので仲良くなったり情報交換することもあり、それでいて安いんだからゲストハウスに泊まるのって本当に良いことばっかりだなと思う。

とはいえ一人で旅していると寂しくなったり、無駄なことを一人で考えたりする時間もとても多い。
何かを生み出すわけじゃないけれど、一人で勝手に考えたり感じたことをいくつかのトッピクにわけて記しておこうと思います。

  1. Cool Japan
    日本をこれだけ時間をかけてじっくり回ったのは初めて。まず最初に思い浮かぶのが景色の美しさ。
    自分が行った中でも、岐阜県を縦断する高山本線から見える景色の美しさ。北海道の特に道東や道北の言葉に出来ない壮大さ。その他でも越後湯沢や、佐渡島、住んでみたいと思ったほどに美しい河口湖から見える富士山など外国人たちが日本に来る理由になる美しさは半端ないなと感じた。
    アイドルがなぜCool Japanなのかはよくわかないが、Cool Japanという表現はこれらの景色にまさにピッタリだ。
    そしてどんな辺鄙な場所であってもそれだけで観光地にしてしまう「温泉」。これも観光資源として素晴らしいし、工夫を凝らした各地の「美味しいご飯」、日本人が得意な細かい作業が
    ピッタリハマっていると思う。
    そして日本を旅行してる旅人を飽きさせない3要素はこれに「夜遊び」を加えた3つ。
    どんな辺鄙な街でもスナックがあり、ちょっと大きくなればキャバクラ?とかがあって「温泉」「美味しいご飯」「夜遊び」は
    まさにCool Japanを彩る3要素だな。
    個人的にはスナックとかは興味ないので、ゲストハウスに漫画とかがおいてあるとゆっくり出来て最高。
    僕個人としては「温泉」「美味しいご飯」「漫画」で国内旅行は完結できる!

  2. 田舎独特の接客態度の悪さ
    旅していると、美味しいものを食べて美しいものを見てと基本楽しいことだらけなのだが、一つ気になることがあった。
    「田舎独特の接客態度の悪さ」である。
    昔から感じており偶然かと思っていたが、この傾向はやはり相関関係があると確信した。
    実際自分が大学生になって東京に遊びにいったとき、就職して名古屋にいったときなど、飲食店で感じが悪いなぁと思うことはとてもよくあった。
    しかし大阪はこの点に関しては日本最高レベルの接客の良さ(馴れ馴れしさ)があるので他の都会に初めて行ったときにそう感じただけで、そのうち素っ気なさに慣れていったものだった。
    しかし、今回田舎をずっと回っていて、(もちろん接客いい店もいっぱいあるのだが)明らかにヨソ者を毛嫌いする店がいくつかあった。
    もちろん観光でしか来ない都会の人間は一度しか来ないから態度悪くても美味けりゃいいって考えなのかもしれないが、それだったら「一度しかどうせ来ないからボッタクってやろう」というインド人と変わらないではないか!
    観光で生きている、生かされている街だからこそ接客を丁寧にやればもっと流行るのに。。と思わされる店がいくつかあった。地元民と都会からの観光客を区別していて、明らかに観光客への接客態度が悪かった。
    東京などの都会だと、飲食店のホールはバイトがやっていて、ある意味しっかり教育されているし、最近多い外国人スタッフもとても真面目だ。よほどのことがなければ、どの客でもどの担当者からも同じレベルのサービスが受けられる。こんな不満を感じたことがない。
    めったにいかない土地でせっかくご飯が美味しいだけに余計にもったいない。
    「都会から客が来ると地元の人が来れなくなる。値段を高くして客を減らせばいいのだがそうすると地元の仲間が来れなくなる。」
    ということなのだろう。彼らにとっては仲間と仲良くしつつ続けていく最適戦略なのかもしれない。
    しかしある時北海道ではこの接客態度の悪さを感じないどころか、みんなフレンドリーで良い人が多いことに気づいた。
    その時考えたロジックがこれ。
    東北とか北陸の人たちは、やはり方言とか服装だとかで都会の人からバカにされがち。そのせいで潜在的な劣等感を持っている。
    事実、僕も東北や北陸は田舎だなぁと思うし、ダサいと思うこともある。
    一方で北海道や沖縄になるとある種のリスペクトというか凄いなぁと感じることが多い。
    実際に出会った人が「沖縄出身です」「北海道出身です」というと、田舎者だなぁとは思わないだろう。
    すごい!やっぱり~なの?とか興味がわいてくるはずだ。
    そのせいなのかは不明だが、沖縄の人や北海道の人は出身を言うときに恥ずかしがらないし、むしろ誇らしく思っていることが多いのではないだろうか。
    こういう無意識の劣等感が「都会のやつが来て偉そうにしやがって」という感情を持たせて接客態度の悪さを生み出しているのではないか。
    一方北海道の人は何も気にせず自信を持って堂々とふるまっているのではないだろうか。やっぱり自信て大事だな。
    知らんけど。笑

  3. 英語が話せる弱者、英語が話せない強者
    今回の旅で海外にもいくつか行った。どこも過去に行ったことある国ばかりなので新たな発見というほどでもないのだが感じることがあったのが
    「英語を話せるか否か」
    今や日本人でも英語を話せる人は増えていて、都会だったら外国人観光客が英語で話しかけても、それなりの確率で英語で返答してもらえるだろう。日本にしかいない人は「なんで日本人が相手に合わせないといけないんだ」なんて言う人もいるが、例えばエストニアから来た人がエストニア語で話しかけてきたならともかく、一歩譲歩して英語で話しかけているんだからこちらも対応してあげるべきだろう。
    日本人が逆にエストニアに行ったときにエストニア語で話せと言われても出来るわけがない。
    アメリカとイギリスの奴らだけ得だと言われればそうなのだが、もうこれは仕方ない。
    日本語なんて序列でいったら、英語→中国語→スペイン語→フランス語→ドイツ語→ポルトガル語→イタリア語の次くらいの立ち位置じゃないか?
    アラビア語くらいな感じ?
    だから海外から来る人に日本語を求めるのは無理がある。ちょっと海外旅行に行ったことある人で相手の立場にたって考えれる人ならわかることだ。
    「相手の立場にたって考えれる人」
    ここが重要で、社会的強者は基本この能力が低い。出来ないわけではないが比較的低い。その必要がないからだ。
    ゲストハウスで働いていたとき、偉そうにするやつはだいたいアメリカ人だった。その次に多いのがイギリス人。(全員じゃないですよ!)
    日本で外国人に偉そうにするやつもだいたい高齢男性(=これまで社会的強者だった人たち)だ。
    無意識なのだろうが、ある日本のゲストハウス経営者(日本人高齢男性)と外国人観光客について話していたとき
    「英語で話しかけてくるなよ。今時グーグル翻訳とかあるだろ!WiFiはあるのかとしつこく聞いてくるくせに」
    と言っていて驚いた。彼は僕と同業だからあえて言ったのだろうが、観光産業の関わる人としてありえない意識だなと思う。
    悪気はないのだろうが、相手の立場にたってないし、社会的強者側の人間だから気づかないんだろう。
    同じ経験はインドでもあった。インドは州によって言葉が違うので共通語でヒンディー語が使われる。そしてさらに公的には英語も共通語として使われており、僕が住んでいた南インドでは中学を出ているレベルであれば下手なりに英語が話せる。
    じいさんばあさんでもそれなりに通じる。
    しかし、北部のヒンディー語が母語の人たちはそもそもヒンディー語で一部を除く全国民と会話できるので英語を学ぶ必要がない。
    だから北部では英語を話せない人が多く、旅行者の側としては結構困ることが多い。
    一方他の州の人たちは母語のほかにヒンディー語や英語を学ぶ。
    さらに少数民族の州の人たちなどは出稼ぎにいったり、サービス業に従事しているのでさらに英語も流暢。
    英語を勉強して偉くなって金を稼ぎたいという意識の高さではなく、生活する必要に迫られて英語を使っていく。
    辺鄙なはずのマニアックな州のほうがコミュニケーションに困らないという変な話になってくる。
    都会のほうが困る。これは日本とは逆の多言語国家インドならではの事情だと思う。
    先ほど例に出したエストニアも同様、エストニア語ができても人口の少ない自国でしか生活できない。経済圏が小さいのでTV番組などまで英語になってなおさら英語が上手くなっていく。
    その点、日本は日本語経済圏が大きすぎて英語を学ぶ機会がなかった。医療用語など専門用語も日本語にその単語がある(これって凄いこと)。
    そしてこれは高齢者、男性といった社会的強者になればなるほどその傾向は強い。
    難しいこといっぱい言ったけど、英語くらい話せないとダセーよ。特に観光産業に関わってる人!
    って思いますよ。って話。

  4. 写真をとりすぎる人種
    インドの話が出たのでついでに写真の話。
    9月に行ったラオスでカルスト地形のとんでもない形をした山のテッペンで写真を撮っていた。
    ラオスで出来た日本人の友人と行ったのだが、あまりにも景色がきれいだったので当然と思い、何も気にせずiphoneのカメラで写真やムービーを撮っていた。
    いいのが撮れるように何度も取り直したり、友人はそこで配信をしたり。
    でもそこにいたほとんどの欧米人は一回は写真とるけど、それ以降はビール飲んだり、景色みたり、それぞれチルしているだけ。
    写真を一生懸命とっているのは僕らと中華系の人たちだけだった。
    何か恥ずかしい気持ちになった。
    日本人、中華系なども含めた東アジアの人たちは写真とりすぎだと、もっと今の景色そのものを楽しもうと反省したのだった。
    その後行った北海道の屈斜路湖にある白鳥と夕日が同時み見える露天風呂。あまりの美しさに写真をとっていたら
    「写真をとらないでください。景色を楽しんでください。もったいない。あぁもったいない」
    との立て看板があった。仰るとおりだよなぁ。。。
    そしたら!!!
    インドに来て思ったのはインド人はそれどころじゃないレベルで永遠に写真を撮っている。
    景色をちゃんとみているのかっていうレベルでずっと撮っている。
    もういいだろ!ってツッコミたくなるほど撮っている。
    僕がこんな風に思ってるように欧米人もアジア人を見てるんだとしたら嫌だな(笑)
    マジでインド人、スマホを持てたことがそんなに嬉しいのか!?
    データ量とんでもないことになってないか!?
    写真とる量を比較すると欧米人1:日本人10:インド人100って感じ。
    大袈裟ではなく。インド人やべぇ。。。
    そしてインド人は写真だけじゃなく、バスの中や路上でも永遠に電話している。
    いったい誰と何をそんなに話すことがあるの?ちょっと羨ましいくらいだ。

  5. 良いゲストハウスと悪いゲストハウス
    旅してるなかで良いゲストハウスにたくさん出会った。
    僕の中で良いゲストハウスと言ってるのはオーナーやスタッフの顔が見えて距離感が近いところ。
    逆に悪いと言っているのは(個人的に好きじゃないだけだが)大規模でスタッフの顔が見えないところ。
    ゲストハウスにも色々あって、
    A) コロナ前にインバウンドブームで儲かるから始めました系
    B) 建築に興味あって快適でオシャレな宿を作りたい系
    C) もともと旅人でいつかこういうのをやりたいと夢をかなえた系
    など色々ある。もちろんMad CatはパターンC。
    ビジネスなんだからどれも間違ってないし正しいんだけど、僕はやっぱりCに惹かれる。
    Aはそもそもコロナで閉業したところが多数だし、Bは一階にオシャレなカフェがあって機能性重視でというパターンが多い。都会に多くてもちろん快適なんだけど、コミュニケーションが自然にとれないというか、ゲストハウスの良さが出しにくいと感じる。
    そしてCならいいのかってわけでもなくて、僕が苦手なのが、「さぁみんなで仲良くやりましょう!19時からみんなで夕食を!」みたいなスタイルのゲストハウス(いまだにこんなのあるんですね。って感じでした。知らなかった)。
    コミュニケーションが取れないのは嫌だけど、そういうのは自然に発生するもので、学校みたいに一斉にみんなでするものではないし、そうしないとコミュニケーションとれないと思われたくない。笑
    海外にはこんなスタイルないので、これは日本独特だろうなぁ。
    ということで宿オーナーやスタッフの顔が見れて、コミュニケーションが自然発生するゲストハウス、そこにバーが併設されてたら完璧。
    一番最初に書いたいくつかのオススメはそんな素敵なゲストハウス達です。
    機会があれば是非どうぞ!

  6. 長く旅するスキル
    こんなに長く旅していてお金どうしてるんだ?と思われることもあるが、かなり効率良く使っている。
    SNSで僕が良く載せている東京の汚部屋に泊まらせてもらったり(そのぶんご飯おごったりしてるけど)、都道府県割や全国旅行支援、じゃらんクーポンなど同じ効果が得られるなら安くしたほうが得だし、僕は大阪人だからか、安くうまくいったときにすごく達成感がある!笑
    一つの例がANAの特典航空券。
    国際線は今めちゃくちゃ高くなっていて特典航空券でも燃料サーチャージはかかるので、東南アジアにいくのに特典航空券でさえ5万円以上してしまう時代だ。
    そんな中でインド行き往復を最高に効率よく取れたので自慢したい!笑
    ANAの特典航空券で通常とればマイルとは別にサーチャージ等で7万円かかるところだった。
    しかしシンガポール航空だと特典航空券の燃料サーチャージがかからないことを知り、さらに北海道にいたのと、帰国後新潟に行きたいので、途中降機一回できることを利用して
    稚内→札幌→大阪、大阪→シンガポール→チェンナイ、チェンナイ→シンガポール→大阪→新潟
    というフライトにして元々の国際線の必要マイル3.8万マイルとわずか1万円の諸費用だけで済んだ!
    簡単に言うと稚内→札幌→大阪、大阪→新潟はマイルもお金もゼロで乗れたって話。
    かなり効率よくとれたので自慢です。笑
    長く旅するにはこういうスキルも必要なのだ。

  7. 旅人のエゴ
    ラオスに初めて訪れたのは2009年。当時CNNだったかNewsweekだったか忘れたが、今注目の旅先にラオスが選ばれていた。
    それで興味を持っていってみたら、人は優しいし大自然はすごいし昔ながらの生活が残っておりいたく感動したのを覚えている。
    二回目にラオスにいったときは一回目とは違う地方にいったので、今回2009年以来一度目と同じ街を訪れた。
    すると、聞いてはいたものの、ラオスの代表的ビールであるビアラオを飲んだビエンチャンのあのメコン川の土手は開発され、土まみれだった路上はアスファルトで舗装され、7時間かかったバンビエンへの道は高速道路ができ2時間で行けてしまった。
    挙句の果てにはこれも同じく7時間かかったルアンパバーンへの行程は中国資本の新幹線のおかげでたったの1時間でいけてしまった。
    はっきりいって僕個人としてはとても残念な気持ちになった。あの時の思い出を反芻するようにこの旅を選んだのにも関わらず、”残念ながら”開発されて便利になってしまっていた。
    でもよく考えるとここで残念に思う気持ちはただの旅人のエゴなのではないか?
    現地のラオス人からしたら不便だったものが便利になり生活が豊かになり7時間かかった道が1-2時間で行けるようになった。
    生産性が上がり、収入が上がり、生活レベルが上がる。
    それを勝手に残念に思う権利など旅人にはないのだ。
    そして同時に友人から
    「過去の思い出を思い返すように同じ場所にいって同じものを求めてはいけない。街も自分も成長しているから同じ気持ちは決して味わえない」
    という深夜特急でのコトバを教えてもらった。
    まさに今回のラオス旅のことだよな。
    まぁ結果として、ラオスめっちゃ楽しかったから行ってよかったけどね。

以上まだまだここでは書けないほどもっと沢山のエピソードがあるがキリがないのでここらへんで。
インドとネパールの国境でのトラブルなど書き出したら長くなりすぎるのでまた今度。

ゲストハウスに泊まる旅をしていると本当にいろんな意味で普段会わない人種に会うし、世の中にはこんなに多くの人が自由に旅してて、こんなに多くの人がフリーランスで自由に仕事しているのかと感心させられる。典型的な日本企業で長年働いていた僕には信じられない話だ。
僕もそういうのに憧れて、次の行き先は今いる場所でアドバイスを聞きながら決めるというのを繰り返している。
いきあたりばったりでトラブルも多いがそれが旅だし「自由」を実感できる。
100都市をついに超えたが、このままもうしばらく「自由」な旅を続けていこうと思う。

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