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憧れのシンガポール

実際来てみるとそんなことはなく、2日目はひたすら暇を持て余していた。

マレーシアのペナンに数泊してから直接シンガポールに来ると、正直言ってシンガポールは小綺麗で物価がバカみたいに高いペナンでしかないと思った。ペナンとクオリティが変わらない(むしろ旅人目線では変に綺麗すぎて面白くもない)のに、物価は体感3〜5倍くらいである。

私は昔から海外で働くことが一応の夢で、中でもシンガポールで働いてみたいと常々思っていた。理由はいくつかあるが、英語と中国語を同時に使える環境であるということと、週末はLCCで東南アジアを旅できる立地であるという点が大きかった。

実際に新卒で入社してから3ヶ月後に転職活動をし、一度シンガポールの会社からオファーをいただいた時には本当に迷った。けれども、あの時はまだコロナ禍だったし色々考えた末に日本に留まることにした。

その後、仕事がつまらなさすぎて「あの時シンガポールに行っていれば...」とよく後悔をしたが、正直今回シンガポールを旅行してみて、あの時行かなくてよかったなと思った。有名どころの観光地に行き尽くすと他はあまりにもすることがないし、余程の金持ちでない限りペナンの劣化版でしかないように思う。シンガポールに行っていたら、絶対に暇を持て余して病んでいた気がする。

チャイナタウンやリトルインディアももちろん魅力的だが、ペナンにどちらもある。何ならペナンは世界遺産にも登録されていて、ローカルな雰囲気が色濃く残っている。

ホーカーのご飯もシンガポールだから安く見えるだけで、マレーシアなら普通にある。何だか、クオリティは一切変わらないのに価格だけやたら高く、シンプルにコスパが悪いとしか思えなかった。

また、英語と中国語がどっちも学べる〜と思っていたが、シングリッシュはあまりにも訛りが強すぎて全く勉強にならないような気がした。中国語も話せれば役に立つくらいで、そんな使う機会がなかった。

憧れが強すぎた分、またマレーシアのペナンから来てしまった分、シンガポールが大したことなくて少しガッカリした。期待しすぎると、却って逆効果になることってよくありますよね。

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