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コンサルティング会社倒産

私がまだ潜水士をしていた頃の話なので、40年以上昔の話である。

当時付き合いのあった潜水作業の会社の経営者が 私から見たら異常なくらい
自己啓発 とか 自分探し とか 自己改革 とか 
とにかく「自分を引き上げて貰った気分になる事
が大好きな人だった。 そんな人がセミナーでアメリカまで行って グランドキャニオンでクレバス飛び越えた事を凄く自慢したりしていた。
「何それ?」
が当時の私の感想だったが特に何か感じるものでは無かった。否定もしないが肯定もしない。全く興味無かった。強いて言えば
「洗脳されてんのかい?」
ぐらいに感じていた。

そんな社長であったので 会社経営に対してもコンサルティング会社を含めて 経営相談と言うものをあちこち沢山していた。

その潜水会社というのが
言葉を知らない潜水職人達の会社だったので
コンサルティング会社の人達にすっかり下に見られてしまい、会社に来る度に上から目線で職人達の知らないカタカナ横文字(正しい英語では無いヤツ)を並べられて煙に巻かれてしまい 正直「言いなり」状態になっていた。

会社がコンサルティングを受ける度につまらない無駄作業が増えるので
正直「忌々しい」としか感じていなかった。

それが、ある時からコンサルティング会社が来なくなったので
「どうしたのかな?」
なんて社員の間で話題になっていたらしい。
私自身はフリーランスの潜水士だったのでそこまで気にして無かったのだが、結局
あのコンサル会社倒産だって!
と言う話が聞こえてきた。
社長に
コンサル会社の言う通りにしていれば上手くいく
とか色々と吹き込まれて来た社員達にとっては
「エ〜‼️」
である。
「こうすれば無駄が無くなる!」
「こんな組織形態にしないと発展しない!」
「組織図を作ってアレを作ってコレを作って」
なんて人の会社にアドバイスする
経営のプロ
のはずでしょ?
私達の言う事が絶対だ!」位に偉そうに言ってたし 「全部わかってるから 知らない事なんて無いから!」みたいな感じだったけど、マニュアルに書いてある通りの事しか知らない口だけの人達 だったんだ!

自分の会社潰す様な経営してたんだ!
他人の会社にどうこう言えるの?
というのがその時の印象だったが、最近も
「コンサル会社倒産」
が増えてると言う記事があり
思い出したので書いてみた。
歴史は繰り返すのかな?




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