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金沢マラソンを走ってみて

長らく投稿がストップしていた。何か書かないとなと思いつつも面倒だったためしばらく空いてしまった。

10月に金沢マラソンを走ってきた。記録は2時間46分39秒でフルマラソン2回目でサブエガを達成した。
その振り返りをしつつ、レースの中で感じたこと、気づいたことを書きたいと思う。
かなり長い文章になってしまったが少しでも参考になればと幸いだ。

金沢マラソンに向けての練習

金沢マラソンを走ると決定してから基本的に練習のベースは変えていない。強いて言うなら10月の5000mのトラックで自己ベストを更新するために夏場は練習に取り組んだ。そのため10月に入っても基本的にマラソン練習というよりはトラックにフォーカスした練習として1000m+3000m+2000mといったようにどちらかというとスピード持久力に対するアプローチを行っていた。
とは言うものの、週末はロングジョグやLSD、距離走といったように全く距離を走らなかったということはない。普段のjogもそれなりに距離は走っていたためそこまで重要視する必要性はないなという認識。

そんなところで肝心の記録会はどうだったか。結果は17’46”73で自己ベストを何とか更新。少し弾みがついたところ。

ラップタイム

記録会が終わったところで金沢まで残り2週間。ここから本格的にマラソン練習を行ったという感じ。やったメニューは20㎞BU(15㎞まで4’15”、20㎞から4’00”)、21㎞PR(4’00”)+1㎞(Free)、24㎞PR(4’00”)+200m×3、15㎞PR(4’00”)。ここであえて当初の目標だったサブ3の4’15”より速いペースで行ったのは余裕度を上げるため。本番では15秒落とせるという心理的に余裕を持たせることを意識していた。

しかし、実際はキロ4より平均ラップは5秒ほど早くアベレージでいうと3’57”あたりですべて消化しており、ひょっとするとサブエガが狙えるかもと考えはしたがその時は全く考えていなかった。

レース当日

上記のようにレース直前までサブ3を目標にしていたが周りからの意見もあり3日前ぐらいに目標をサブエガに変更。レースプランも4’05”あたりを刻むことを意識した。


結果

結果は上記の通り。正直言って出来過ぎだった。レースの中で常に意識していたのは無理に動かない、坂道では力を使わない、時計を見ない=ペースは気にしない、給水はすべて取る。といったところ。実際ペース確認をしたのは最初の入りと30キロ、35キロからの少しぐらい。だから30キロを超えてビルドアップで来ていたことにはまったく気づいていなかったのが本音。

30㎞からのラップタイム

レース序盤はうまくリズムに乗れずアップダウンも多くて正直言うと楽なコースではないと思った。それでも10㎞過ぎたあたりからフラットなコースになったためリズムもつかめて淡々と走ることができた。
(個人的に一番走りやすかったのは15㎞ぐらいのトンネルの中)

ある程度集団ができていたため前で引っ張ることはせず後ろにつかせてもらっていた。そのことも体力を使わずに走れた要因の一つだと思う。普段一人で練習することがほとんどだから集団の力を借りることはすごく大切だと思う。だから普段一人で練習されている方は積極的に集団の中で走るといつもより楽に走ることができると思う。

その集団から抜け出したのは25㎞を過ぎたぐらい。抜けだしたというよりは自分のペースが上がって一人で走ったという表現の方が適切かも。それぐらい25㎞をすぎてからいわゆるゾーンに入っていたと思う。

そのため30㎞をこえてからもきつさというより走れていることに楽しさを感じていた。この感覚は初めてだったと思う。
結果一年前のロケットマラソンの撃沈から2回目のマラソンでサブエガを達成することができた。

レースを終えて感じたこと

レースの振り返りはこのくらいにしといてレース中やレースを終えて感じたこと、考えたことをこれから綴っていく。

(長くなって申し訳ないがお付き合いいただければ嬉しいです。)

まず真っ先に思ったのはレースペースに対しての余裕度を上げること。確かにレースペースをずっと持続させることができれば理想的だがフルマラソンに限らずレース中に何が起こるかわからない。今までは楽だったのに当日のコンディションや何らかの影響できついと感じることが間違いなくある。そこで目標タイムのレースペースより速いタイムで練習を行っておくと実際のレースではタイムを落として走ることができる。そうすれば心理的にも楽になると思う。
このことを考えるとレースペースでの30㎞走や35㎞走を行うよりレースペースより比較的速いペースで20~25㎞のPRを行う方がいいのかもしれない
(マラソン、ハーフに限る)

次にある程度の距離踏みは記録を狙う上では必要ではないかというところ。巷でよく言われるのがマラソンにおいてネガティブスプリットが理想的だというところ。しかし現実は難しいと思う。だが脚が残っていればビルドアップは可能だと今回のレースで感じた。そのためにはやはり距離を踏んでおくこと。これに尽きるのではないかと思う。人それぞれ適した距離があるが自分は500㎞ぐらい踏んでいたからそれが活きたのではないかと思う。

3つ目にカーボローディングが改めて重要だと感じた。今回と前回のフルマラソンと食事の面で変わったことは明らかに食べる量が今回のほうが増えたこと。もともと大食漢だから量は食べる方だが今回は特に意識した。
食事内容についてまで書いているとかなり長くなりそうなので今回は割愛ということにしておく。
基準としては食べ過ぎかなくらいが実際はちょうどいいというところかもしれない。これも個人差があるから一概に正解とは言えない。けれどある程度の量は食べておくとレース中のガス欠の心配もなくなると思う。

今後について

サブエガを達成したことで一旦フルマラソンからは離れようと思っているのが現状。理由としては今よりももっとスピードを上げるため。
今回金沢を走る前の段階ではトラックに重きを置いていた。だからこそMペースに対して余裕ができたのだと思う。一度遠回りをしたことで自然とついてきた今回の結果ではないかと個人的に考える。
陸上部での経験がないからこそスピードを磨くことで今後フルを走るときに活かしたい。

だからこれからは5000に繋げるための位置づけでハーフマラソンやロードでの10㎞、5㎞のレースに出走しようと考えている。
(ちなみに次回の本命レースは1月の大阪ハーフ)
春先は1500、そして秋に5000で16分切りを最大の目標にしてこれからも練習に励んでいきたい。

最後に

このご時世の中、大会を開催してくれた人には感謝したい。ボランティアの方々の支えがあってこそ楽しい最高な大会で走れたと思う。また当選すれば今度はエイドを全種類コンプして完走したいのが夢。

ながながとなりましたがここまで読んでくださりありがとうございました。少しでも読んでくれた方の参考になればと思います。

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