#131|良いコミュニケーションってなんだろう
良いコミュニケーションってなんなんだろう。言葉の聞き方、伝え方、対話の仕方。見ているものが違う相手、意見の違う相手とどう歩み寄るか。あらためて考えている。note365日連続投稿チャレンジ131日目。
「自分目線」はどうすれば外せるのか?
「自分目線」でなく「他者目線」を得るにはどうすればいいのだろうか。
「それは相手を『思いやる心』から始まる」などと言われたりもするが、思いやる心すらその視点が自分目線から出られない場合、それは独りよがりになる。(もちろんどれだけ「思って」も正解は相手の中にしかない)
こういう時、「俯瞰してみる」こと、「チェックリストを作る」ことで、少しはマシになる。俯瞰して考えられる可能性を全て書き出すこと、その状況での相手目線を得るためにできること、などを出す。それでも、まるで大外れだったりするから「自分目線」の強固さには恐れ入る。
ここ数週間の私はエネルギーが上がっているせいか、「振り返ってみると配慮に欠ける」と感じる出来事が頻発していて、あらためて「コミュニケーションの難しさ」と向き合っている時間も多い。
とはいえこれは1人で考えてもしょうがない。「相手がいること」なので、集中して考えたらあとは相手に問うてみるしかない。それをやらずに沈黙することが多かったのがこれまでのパターンの1つだが、最近は「なるべく言ってみる」ようにしている。
しかしけっきょく、「自分目線を外す」なんてことは人間にはできず、なるべく多様な経験を得て「自分目線を豊かにする」しかないよなあというのが今のところ結論だ。多様な経験というのは失敗があってなんぼ、そのためのコミュニケーションを恐れない勇気と、やりとりしてくれる相手への敬意を持っていたい。
「私が我慢すればいい」←やめろ
私のコミュニケーションパターンに「自分が我慢することで波風立てずにやり過ごす」というものがある。
これはほぼ誰にでもあることだと思うし、逆に私は基本的に我慢しているような時間は人と比べてかなり少ないと思うが、コミュニケーションの機会の1割くらいは我慢するシーンがある気がする。
この1割が曲者と感じるのは、けっきょくこの「クセ」を持っていると「自分と相手の意見を擦り合わせて最適解を作る」という、場合によっては非常にエネルギーを使う行為を回避することをしてしまうことだ。
「我慢」とも感じないような小さなものについては、私は「譲り合い」の範疇と感じるため、そういう小さなものまで取り上げて意見を戦わせることは無用だ。
しかし「我慢」と思うくらい大きな何かを感じているなら、それはきちんと相手に伝えて、相手の考えを聞いて、お互いにとっての折衝点を探すこと。できれば止揚したアイデアまで持っていくということを、上手にできるようになりたい。
「我慢」に関しては、別の努力の方向として、①自分が「我慢」するような「思考癖」や「変なこだわり」を手放すこと、②そういうことが「そもそも発生しないように」事前の手配や環境整備をすること、③そういうことが頻発するような「自分に合わない環境」からは移動できる力を磨くこと、なども良い努力だ。こういうことは、これまでけっこうやってきた。
しかしこれらは1人でできる努力で、1人で努力する癖がついているとも言え、それ自体が「我慢」とも見ることができる。
今私が努力したいと思っているのは、「自分が我慢することを相手と共にクリアしにかかる」ということだ。けっきょく、もっと自分を出していく、もっと相手に甘えていく、もっと人を巻き込む、もっと自分も他者も信頼する、という素養を高めることが重要なんだと思う。
引きこもりを脱せよ。
(私はそもそも精神的に「引きこもり」だったこと、この2年くらいはそこから出ようとして努力していること。その渦中なのだから、コミュニケーションがまだまだうまくできなくたって自分を責めなくていいんだよな)
✑40分|2000文字
p.s.自分目線しかもってねえなwと感じたお気軽エピソード
今日はKJさんが東京から倉敷にいらしていて、「午前中はオンライン会議をする」と聞いていたため、「PCを開いて会議していても大丈夫そうなカフェ」をピックアップしてお送りした。
そのメッセージに対してKJさんから「電源情報ありがとう」と返信が来て、私はびっくりした。
私のノートPCはzoomに繋ぎっぱなしでも7時間は電池が持つため、最近は「出先で電源が必要」という考えがまったくなくなっていたのだ。
なので、「電源があるかどうか」は気にせずカフェを選んだ。選んだカフェにたまたま電源があったのでよかったが、ちょっと嫌な汗が出た。
とはいえ、これは気軽なことだが、こういったような「自分目線」の思考をいかに外せるか?が今大きなテーマになっている。
よいコミュニケーション方法を、意味のある思いやり方を、私はまだまだ知らないのだと思う。
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