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アイム ア カメラマン、ノット写真家、バット ア フォトグラファー

こんばんは、トサノコージです。
本日寒い仙台の地からお届けします。
雪降ってる…!

連続投稿10日目です。
写真展「百日」まであと16日です。

仕事前にいつも来るたびに様子をみてる地域猫に挨拶しにきました。

かわいい(現実逃避)

連れて帰りたい(現実逃避)

写真撮ってる人を何て呼ぶ?

さて、今日は早速本題です。
X でフォローさせてもらっているNGさんのポスト

を見て、なるほど。と共感しました。

同じカメラを手にしてる人でも、どう名乗るか、呼ばれるかで立ち位置が変わるということですね。

わかります。
ここは曖昧なようでみんな意識的に使い分けているような気がしますね。

ちなみにトサノコージは

私の中の人は完全に「カメラマン」の気分で活動しております。業務上で求められるものを確実に形にしていくタイプです。別の世界の話ではある意味「オペレーター」に近いのではないでしょうか?
ただ、これは仕事の内容によっては現場監督までやらされる場合もあります。一概には言えません。

NGさんのポストへのリプライにも意見が様々あって、面白いなと思います。
人それぞれです。

カメラマンって和製英語っぽい感じあるし、映像の世界ではスチール(フォトグラファー)と分けて、ムービーカメラマンのことを「カメラマン」と呼ぶ印象もあります。

昔ながらの人だと「キャメラ」「キャメラマン」と呼ぶ人もいますね。

なので僕は公、というかメールの挨拶文や名刺の肩書きなんかには「フォトグラファー」と基本的には書いています。たまにわざと崩すこともありますが。
こちらは英語的にも正しいでしょうし。

ただ、万能な「フォトグラファー」という呼び名にも「趣味で撮ってる」のか「仕事で撮ってる」のかの違いが曖昧なところがあるので、場合によっては「商業フォトグラファー」と名乗ることありますね。

知人なんかはSNSへの肩書きに「プロフェッショナルフォトグラファー」と書いてる人もいます。
なるほど。

自分は、気分としてはカメラマンのつもりだし、友達や家族に「カメラマンやってる」とか言ったりすることはありますが、仕事上の肩書きは「フォトグラファー」であり、趣味上の肩書きも(商業)フォトグラファーです。
ここは適当に使い分けています。

唯一名乗らないのが「写真家」です。

NGさんの仰るとおり「アート作品だけで食べていく」人間のことだと認知されているように感じますが、僕個人の意見としては、趣味であれ写真を通してアート活動をしている人はそう名乗っても良いんじゃないかなと思っています。

このあたりの感覚は人それぞれだと思うので、「(人に迷惑がかからないなら)好きに名乗ればいいんじゃない?」って感じなのですが。

個人的に名乗らないのは、人に主張できるほどアート活動をしているつもりはないし、「写真家」という呼び名に嫌な思い出があるからです。

先に断っておきますが、「写真家」さんが嫌なわけじゃなく、その呼び名自体に嫌な思い出があるのです。


「カメラマンなんて呼んだら、失礼よ」

以前に地方誌で編集者をやっていたのですが、駆け出しの右も左もわからないころ、カメラマンを伴って取材に行く機会あったのです。

その際、とある町の飲食店への取材現場にて関係者に面倒臭い人がいたのです。

話の流れで僕が取材先にて「じゃあ、そんな流れでカメラマンと撮影を行いますね」と同行カメラマンと一緒に先方と話していたら、何やら隣から割り込んできた人。

「カメラマン、なんて呼んじゃ失礼よ。「写真家」ってちゃんと呼ばなくちゃ!」と突然怒り出す。

一同「???」といった感じでしたが、なんかその人は写真を撮ることを崇高なものと思い込み、写真を撮る人のことを崇め、「写真家」という呼び名に並々ならぬ夢を見ていたようなのです。

なんかよくわからないまま、適当に流して無事取材を終えたのですが、まあまあ面倒臭いタイプの人でした。

場が許せば「失礼っていうお前が失礼だろ! 全国のカメラマンに謝れ!」と怒鳴りたかったところです。


ずっと、考えるようになってしまった

その時はあの人がちょっとアレな感じで、ただ運が悪かったのだと納得したのですが、写真を撮る人に対する「呼び方」については、その後の人生でもずっと考えることになります。

悩む、というか、その取材時の思い出がずっと付きまとってくるような。

今回、この記事を書くきっかけになったポストのように、たまに世間でも議論になるので、その度に思い出されるのもよくない。

ていうか、気づけば自分自身がそう名乗らないといけない仕事をしているし…。

メールの書き出しの一行目でも考えるのです

「お世話になります。フォトグラファーのトサノ(あだ名)です」
にすべきか

フランクに
「お世話になります。カメラマンのトサノ(本名ではない)です」

か。

正直、業務上はどっちでも困ることはないのですが…

いつもあの女性(なんかチェーンのついた尖ったフレームのメガネかけてた)の怒った顔がチラつくのです。

一時期、メガネをかけた女性が少し苦手になってたほどです。

メガネに罪はない。


人に迷惑をかけなければなんでもいいと思う


なんと名乗ろうが、何を撮ってようが、それが人に迷惑をかけなければいいんじゃないかと思ってます。

言い方や信念の伝え方次第で、人や周りを不快にさせることもある、まあ反面教師的な出会いであったと思えば、アレもいい経験だったのではないでしょうか。

さて、本日はここまで。

明日も少し仙台で仕事をして、東京に帰ります。

散々ふざけていたけど、そろそろ本格的に写真展の準備を始めます。

それでは。


トサノコージ初個展「百日」まであと16日!
2024年4月5日(金)~7日(日)
@Hubase 東京都文京区水道2-13-4ビクセル文京103
にて
写真展前日までの「100日間」を撮影した写真展です。
同時進行でX で毎日その日撮った写真だけ投稿、インスタリールでショートムービーを投稿しています。
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