分娩費が保険適応になる? その1

2023年4月1日から出産一時金が42万円から50万円に増額されました。
一時金が増額されたことで、妊婦さんや患者さんに負担をかけることなく、薬品材料費、人件費、光熱費などのいわゆる物価高騰で一部の産科病院やクリニックもようやく分娩費のアップが可能となりました。

もちろん分娩で「出産一時金-分娩費、入院管理費」=「お釣り」を期待している方からは、病院の値上げは否定的にとらえられるかもしれません。

しかし、大企業での賃金のベースアップがあるように、医療従事者の人件費もアップする必要はあるとは思います。

さらに踏み込んだ話では、政府は分娩費を保険適応とし、妊婦さんに負担となった保険料は政府が補助し、分娩費を実質無料化にする提案がありました。

おそらく不妊治療が保険適応になったように、分娩費も保険適応になるのでしょう。

お金は大事です。しかし、家族計画はお金では解決できません。子供は産んで終わりではないです、そのあとの育児、教育、人間形成が成人するまで約20年間あります。人を育てるのは時間も必要です。

どうしても経済的な側面が目立ちますが、本当にみなさんが目指したいのは、出産、育児に希望が持てる、子供をもったら「リッチ」になれるんだという日本社会の空気つくりがより重要な気がします。

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