色眼鏡分岐点
どれほど深い洞察力をもってしても
開かれた未来の前に
怯えては跪いていく気がする
新しくあけ放たれた扉には
白く薄いもやがかかり
踏み出して進めば
景色は広がっていく
景色は色眼鏡で自在に変わる
僕は山肌が夕映えしているのが
隣の君には朝やけに見えていたらしい
僕たちは見つめあい頷いて
また歩き始めた
出会いは限りなく
広がる未来の分岐点は
いずれも僕たちを豊かにしてくれる
過去の選択を悔やんでいるなら
今が暗く見えているのだろう
気持ちのままに
静かに香りを纏いながら歩けば
生命が輝きだすと信じたい
太陽が眩しい
それだけでいい
星がきれい
あなたと一緒に眺めたい
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