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メキシコの青空が眩しいテラス席での一皿「Chicken Fajitas」

2021年11月、メキシコのサンミゲル・デ・アジェンデという小さな都市で昼食を摂った。

この日も11月末にも関わらず、雲一つも無い青空が広がりその空から熱い日差しが降り注ぐいかにも乾期のメキシコ!という感じの日であった。
車を駐車場に停めて、サンミゲル大教会の聖堂を見学後、入り口がこぎれいなこれまたいかにもメキシコといったこぢんまりとしたレストランを見付けた。

中に入っていくと、ウェイターが席は「店内かテラスか」と聞いてきたので、この狭い店にテラス席なんてあるのかな?と思いながらも、テラス席をリクエスト。
すると、狭い店内の奥から始まる細い階段で3階に案内された。
そこは屋上になっていて、予想外の広いテラス席スペースが広がっていた。
4人テーブルが4卓で、バーカウンターも備わっている。
暑く降り注ぐ日差しは色鮮やかなパラソルで遮られている。

席に着いて、メキシコの空気を思い切り吸い込み、パラソルの合間から見えるメキシコの澄み切った青い空を仰ぎ見て、今から始まる食の時間に心躍らせる。

この日、メニューから選んだのは「Chicken Fajitas」、
グリルされたチキン料理。
暫し待っていると、しっかりと保温のフキンで包まれた熱々のトルティーヤとともに白い大きな皿が目の前に置かれた。

チキン、パプリカ、タマネギがしっかりグリルされていて見ているだけで美味しい。
一口口にすれば、チリやクミン、オレガノなどを上手に使ったいかにもメキシコ!の旨味が口一杯に広がっていく。
ここにギンギンに冷えたテキーラでもあれば最高なんだが・・・、食事後に運転が控えているのでガマン、ガマン・・・。
二口目からはトルティーヤで包んで、口に放り込んでいく。
口の周りや手指の汚れは気にしない。
一口する毎に、その美味しさとメキシコの空気とメキシコの日差しに身体全体が融合していくのを感じるのであった。

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