エンジニア若手メンバーがキャリアに迷わず自走できる環境を目指して(探求編) #2
こんにちは!北地(@tos_kitt)です。
前回の記事に引き続き、People Experienceチームが取り組む"若手メンバー向け育成/成長支援" の取り組みについてご紹介します。前回は取り組みの背景や実現したいことをご紹介しましたが、今回は問題に対して取り組んできたことについて記載します。
問題に対してどうアプローチしてきたか
私たちの組織では "若手メンバーがキャリアに迷わず自走するための環境が整っていない" ことを問題として捉えました。
では、この問題に対してどうアプローチをすればよいかという話になりますが、色々な視点が考えられます。そこで、開発本部の人材マネージャーや若手メンバーの育成/成長支援に関わるメンバーにも意見出しに協力してもらうことにしました。
人材マネージャー視点でできそうなこと
まずは人材マネージャー9名に協力してもらい、どういう取り組みができそうか自由に意見出しをしました。実現可能性は問わず考えられるものをブレスト形式で出してもらいました。
詳細なアイデアの紹介は省略しますが、アイデアを分類することで大きく4つの取り組みができそうなことがわかってきました。
自分が現在どんな立ち位置にいるのかを知る
自分に何が求められているかを知る・期待を知る
自分を知った先の未来を知る・イメージを持つ
対象となる人を適切にサポートできるような環境を作る
これらのうち、まずは "自分が現在どんな立ち位置にいるのかを知る" に注目して活動することが、育成/成長支援の第一歩になるのではと仮定し、施策検討することにしました。その際、過去人事本部で企画・実施されたストレングスファインダーが "自分の資質を知る" ための一つのツールであることに気付き、開発本部の中でやってみてはどうか、ということになりました。
ただ、私たちだけで色々取り組みを検討しても、ターゲットとしているメンバーから問題や施策への共感が得られないと価値を提供できたことにはなりません。
そのため、この時点で的を射ているのかどうかを確認すべく、エンジニア若手メンバーからも意見を聞く会を実施しました。
エンジニア若手メンバーに意見出しをしてもらった結果
有志で集まってもらったエンジニア若手メンバー6名に、以下の視点で意見を出してもらいました。
今回の取組みに至るまでの問題意識に共感できるか
自分を知るための取り組みとしてストレングスファインダーは良さそうだが、どう感じるか
その結果として以下のような意見が挙がりました。
問題意識には共感できる
ストレングスファインダーはやってみたい
ただ、ストレングスファインダーが効果的かどうかはわからない
知りたいのは資質というよりもスキル面かも
自分のスキル的な強み・弱みを見つけるうまい方法があると良いんだけど
技術面における自分の立ち位置やレベルを知る場合は別の方法が必要そう
成長につなげる一歩として良さそうだが、それをやって終わりでは枠組みとしては不十分
立ち位置を知る手段としてストレングスファインダーが適切かはわからない
問題意識には共感してもらった一方で、施策案は良い感触が得られませんでした。これを踏まえ、次の施策を考えることになります。
さいごに
今回は問題へのアプローチ、及び人材マネージャーやエンジニア若手メンバーから意見をだしてもらった結果についてまとめました。次回は改めて施策を検討、実施した結果どうだったかをまとめる予定です。
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