東京じゃないところに行きたかった②
東伊豆町に移住することに決めたのは、希望条件に合う物件があったからで
「何がなんでも伊豆」という訳ではありませんでした。
依頼仕事の中心がDTPオペレーター・レタッチャーからディレクターにシフトしてきたタイミングとパンデミックが重なって、リモートでの入稿管理など関係各所の環境整備が一気に進み印刷会社に行くこともほとんどなくなり、ずっと部屋にいたら太ってしまったのです。
あまり関係ないような気もしますが、野山を主な被写体としている僕にはこの状況で東京住む意味がなくなってしまったように思いました。
かねてから旅をしながら暮らしたいと試行錯誤を重ねていましたから、作品制作や依頼仕事に不安はありません。
結局、転居先を探すのに約8ヵ月を費やしましたが良い物件を契約することができました。
旅をしながら仕事が出来るように勉強してきたことは「何処にいても」仕事が出来ることにつながっていた。
ところがです。今ですね、ネットの工事がたいへん混み合っておりまして
未だに工事日程が決まりません。このままだと八月になってしまいそうです。
ネットが開通しないと引っ越し屋さんの手配もできません。
東京の部屋の解約の段取りも組めません。
南国伊豆で真夏の引越しとか、想像しただけで吐きそうですが
そこはそれ無駄にお気楽な性分のおかげで
痩せるかも知んない、と不気味な面持ちでほくそ笑んでおります。
気晴らしにネットが開通したらTo Doなんかつくってました。
お風呂いいでしょ? 大きな出窓が2面あって一目で気に入った次第でございます。
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