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あの日、僕は新宿から歩いて帰った

多くの人がTwitterやFacebookなどで、3.11のことについて触れ、その時の記憶や今日の活動について書いています。

自分はと言えば、今日が3.11の日であることに、皆さんの投稿を見るまで恥ずかしながら気づいていませんでした。

休みの日だからといつもより少し遅く起きて、子どもの相手をしながら洗濯物を干して。
その後お出かけの予定があったので準備をして、子どもを連れてショッピングモールでお昼ごはんを食べ、少し買い物。

車を走らせ帰ってきて、その後は実家の家族を交えてバーベキューをする予定だったので、帰って早々その準備。
そのままみんなで焼肉を食べて、ビールとお肉をたっぷりいただきました。
お腹いっぱいになった子どもたちがボールで遊ぶ声を聞きながら、日が暮れていきました。

そんな光景を見ながら、夕暮れのなか、なんだか幸せな気持ちになっていました。

あの日、自分は東京に住んでいて、新宿に友達と出かけた時に建物の中で揺れにあいました。
幸い怪我等はなく、騒然とする夕暮れの新宿を歩いて帰ったことを覚えています。
その時は、これからいったいどうなってしまうんだろう、自分の生きている社会が思ったより簡単に揺らぐものなのではないかということを漠然と思ったことを覚えています。

あのときは、たくさんの人が人生を大きく変えることになり。
でも僕はその後何となく自分の生活は変わらず継続され、自分も幸か不幸かそのまま変わることもなくいきました。

コロナが来たときには、同じように社会の不安定さを思い、その時は自分が変わらなければならないという思いにかられ、行動を開始しました。

今、今日の幸せを噛み締めながら、一方でとても危機感を感じています。
これからの数年の行動が、20年、30年先の未来を決めてしまうのではないか。

何もない、穏やかで幸せな1日だったけれど、だからこそこの日を契機にして、また動いていきたいと思います。
変わることをおそれない。変わらないために変わっていく。

ではまた。

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