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#IT投資
ITと企業戦略の関係を考える 第3回 「オーバーシューティングが引き起こす問題」 ソフトバンク ビジネス+IT (2006年4月)
前回は「ITは、電話や電力、鉄道などの技術と同じように基盤的技術であり、技術的な成熟にあわせてコモディティ(日用品のように誰でも容易に入手できるもの)になりつつある」というニコラス・G・カー(Nicholas G. Carr)の主張を紹介した。今回は、オーバーシューティングが引き起こすより深刻な問題を考える。
オーバーシューティングとは何か
カーは、ITが抱えるもう一つの問題を指摘している
ITと企業戦略の関係を考える 第2回 「ITはコモディティ化しているのか?」 ソフトバンク ビジネス+IT (2006年3月)
第1回では、ニコラス・G・カー(Nicholas G. Carr)が”IT Doesn’t Matter”( ハーバード・ビジネス・レビュー2003年5月号に掲載)で伝えたかったことは、「ITは、もはや企業にとって持続的な競争優位の源泉ではなくなっている」ということであり、それは「ITが電話や電力、鉄道などの基盤的技術と同じように技術的な成熟にあわせてコモディティ(日用品のように誰でも容易に入手
もっとみるITと企業戦略の関係を考える 第1回 「ニコラス・カーは “IT Doesn't Matter” で何を伝えたかったのか」 ソフトバンク ビジネス+IT (2006年2月)
ITにお金を使うのは無駄?
もう3年ほど前になるが、ハーバード・ビジネス・レビュー(HBR)の2003年5月号に ”IT Doesn’t Matter” という論文が掲載された。著者はニコラス・G・カー(Nicholas G. Carr)、ビジネス戦略と情報技術に関して数多くの記事や論文を書いている著述家で、現在はコンサルタントと紹介されることもある。
“IT Doesn’t Matter