誘導アンケートの破壊力①

アンケート。もちろんご存知ですよね。

企業や団体、いろんなところが実施していますので、誰でも一度や二度は回答に協力したことがあると思います。

ちょっと面倒だなと思いつつも、「アンケートご協力の方に〇〇をプレゼント!」なんて書いてあると、つい暇にまかせて回答してしまうものですよね。

アンケートの質問タイプにもいろいろあって主に三択、五択で答える質問、あるいは記述式などありますが、いずれにしてもそれは回答者にフラットな姿勢で答えてもらうことが前提となっています。

アンケートの主たる目的は、回答を集めて傾向やニーズを調査し、今後の活動に活かすこと。

アンケートの冒頭にもこんなことが書いてあるはずです。
「このアンケートは〇〇を目的とし、○○の皆様に対して行うものです」
「このアンケートで収集した情報の取り扱いについては十分に留意し、目的以外には使用いたしません」……

アンケートを行う目的を明確にし、知り得た情報の取扱に対する責任を約束するわけです。これはとても大切ですね。

それともう一つ大切なのは、誘導しないこと。

アンケートで、意図的に回答を誘導させるような質問を設定することは絶対タブーです。
そんなことは下の下(げのげ)であり、アンケートの信頼性が根底から崩れてしまいます。

アンケート調査をもとにした統計やデータは、公正かつ公平であるという前提が覆ってしまうのです。

通常、アンケートに回答する際の選択肢は
・はい ・いいえ
だけではありません。必ず
・どちらともいえない
という選択肢があります。
なぜなら、これがないと公正なアンケートにならないのですね。

たとえば、こんなアンケート。
Q.あなたは、人間にとって健康は大切だと思いますか。①か②のどちらかでお答えください。①はい ②いいえ  
この質問に②いいえ 
と答える人は、ほぼいないでしょう。(いるとすればかなり変わったお方)

…… どういうことか、お分かりですよね。
人間とは、かくも簡単に誘導されてしまうものなのです。

ですから決して誘導するような質問や質問設定をしてはいけません。

もう一度言います。アンケートにおいて絶対に誘導はダメなのです。

そうです。偏りのない公正で真っ当なデータを収集して活用することが目的ならば、です。

では調査結果を活用する目的ではなく、ビジネス目的で
自分の売りたい商品に回答者の気持ちを誘導するため、アンケートに答えてもらうのだとしたら、どうなのでしょうか?

アンケートに答えてるうち次第に……「これ、買っとかないとマズいかも」と思わせることが目的だとしたら?


画像1

誘導アンケート ~コピーライティングを学ぶよりすぐ売れる即効マーケティング~
私の電子書籍です。250円って安くないですか?(Kindle unlimited ならタダ!) ご興味あったらぜひ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?