戦争を「感動ポルノ」にするな

ゼレンスキー大統領の国会演説は最後まで見ていなかったのだが、最後あたりに山東という議員が「祖国のために戦っている姿に感動します」と言い放ったそうだ。
これは戦争を「感動ポルノ」としてしか見ていないということになるのではないか?

きっとテレビを見てゼレンスキーを支持している人たちも、同じような感じなのだと思う。
子供たちが殺されているような映像を見て感傷的になるのはわかるが、それはロシア側も同じことだろう。
双方に民間人の犠牲者が出ているのに、ウクライナを正義、ロシアを悪役として物語にしている。
「感動」だの言って、映画のようにして消費されているように見えてならない。

所詮戦争など、どちらも正義でどちらも悪なのだ。
また、その背景にも歴史や政治などが複雑に絡みあっているわけだが、そういうのを知らないまま、テレビで流される一方的な情報だけを盲信して、主人公と悪役とを決めつけている。

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