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いとしのAFURI#5 辛紅~冬の入り口に。柚子辛紅編~

はじめに。

 11月10日。この日を境に、東京は夏日から一転、上着なしではいられないほどに寒くなった。末端が冷える。温かいものが食べたくなる。考えることは皆同じで、スーパーの売場からは鍋ものが消える。
 それは私も同じであった。温かいものが食べたい。冷たい物好きな私でも、流石にここまでの急な寒さは堪える。11月12日、予定していた最後の英検受験が終わった直後、私は久々に『辛紅』に向かおうと思い、新宿サブナードに足を踏み入れた。

辛紅と言えば。

 2つ前の回で、私は『冷やし柚子辛紅』を紹介し、少し後に画像も投稿した。この『冷やし柚子辛紅』は夏期限定の品であるが、今回紹介するのは、その元となった定番メニューの『柚子辛紅らーめん』である。
 ここで、辛紅の辛さシステムについておさらいしておこう。辛いメニューは辛さの少ない1丁目から激辛の8丁目までの8段階が存在し、辛くないメニューは0丁目と呼ばれる。そして、通常レベルの更に上を行く、ブート・ジョロキアを使用した『桁違いの辛さ』を求めるものは、28丁目という特別なレベルに挑戦することができる。

0丁目 門外
1丁目 阿夫利山 入山
2丁目 序の口 こま参道
3丁目 鼓動昂る女坂男坂
4丁目 覚醒の阿夫利神社
5丁目 心頭滅却 二重滝
6丁目 炎立つ天狗の鼻突き岩
7丁目 雲海の富士見台
8丁目 頂の石尊大権現

28丁目 ちはやぶる 大雷神

AFURI辛紅

 前回は2丁目に挑戦したが(辛さ耐性なし)、今回は温かいメニューということもあり、辛さ控えめの1丁目を選択した。公式サイト曰く、辛いものが得意な方は4丁目以上がおすすめだというが、私の味覚だと冷やしの時に食べた2丁目で結構辛かったので、慣れていない方は小さなレベルから試すのが吉だろう。

待望の柚子辛紅

柚子辛紅

 柚子辛紅は、私が水を飲んだり、エプロンをつけたりしている間にどんどん出来上がっていき、もくもくと湯気をあげて目の前にやってきた。選べるチャーシューは、前回が鶏チャーシューだったため、ぷるとろチャーシューに。辛いペーストをスープにとかして、ゆっくり食べはじめた。
 ぷるとろチャーシューは誇張なくぷるっぷるで、口の中でゼリーのようにとろける柔らかさ。香味野菜やはちみつなど、様々な材料を組み合わせたタレに漬け込まれ、軟骨がぷるぷるになるまで圧力鍋で煮込まれたもので、いくらでもおかわりしたくなる最高の味わいだった。
 しゃきしゃきしたネギを山椒麺と共に一口。メンマをよく噛んでごくり。辛さはあるけれども、それを上回るくらい『次』が食べたくなる。
 冷やしと違うのは、食べれば食べるほど身体がぽかぽかと火照っていくこと。食べ終わってからもしばらくぽかぽかしていたので、寒い日には本当にありがたい。
 半分くらい食べ終わったところで、生姜りんご酢をかけて味変をしてみる。りんごの甘みが加わることで、辛いながらも食べやすい爽やかな味に変化した。
 途中の辛さが増す地帯を乗りこえ、スープも全部飲み干し、柚子辛紅を完食する。突然の寒さで冷えきった身体が、芯まで温まった。

総括

 辛い! 美味い! 優勝~!
 AFURIのファンを名乗っていながら、辛紅に挑戦しだしたのはつい最近の私であるけれども、しんどい夜には、特にこんな寒い日には、辛紅で柚子辛紅を食べたくなってしまう。今、「食べたいかも……」と思ったそこの貴方、迷わず辛紅へGO! 辛紅はいつも貴方の心を満たしてくれることだろう。

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