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私が『おじゃる丸』を常時録画しなくなったいくつかの理由。山内昇寿郎さんの死、すげかわるキャスト、犬丸りんの自死、朝時間の縮小と消滅、そして説明出来るようにしてあったメモの消失。

どうやら『ペリーヌ物語』について書いた記事が
好評を博しているようで。

『ペリーヌ物語』をざっくりと語ってはみるか。
|torov|note

『ペリーヌ物語』で抜擢された名作劇場における
功労者なんだけど、あまり語られては来なかった
関修一氏の原画展が結構ここ1年ほど全国を
巡回しているのね。
 今は丸善の丸の内本店なのかな。近くに行ける
方がいるのでしたら宜しければ。

なのでそちらに記述していたこの項目もそろそろ
書けるかなと。

あと一つこの作品にも参加していた山内昇寿郎
さんの話題でも突っ込もうかと思っていたけど、
まあこのあたりにしますか。
そっちは『私がおじゃる丸をシリーズで常時録画
しなくなった理由』とかで。

『ペリーヌ物語』をざっくりと語ってはみるか。
|torov|note

基本的に『おじゃる丸』の録画パターンは朝をベースに
していたので(最初は7時46分からだったかな。
最初期は10月スタートでの編成だったから7時40分
スタートの時もあったか)、テレ東系の夕方アニメと
カブることなく『こどものおもちゃ』から小西寛子経由で
大地丙太郎作品に没入出来た印象がある。
(なのであのハイスピードストーリーからこちらへ移行
したのでやはり初期はテンポがやたら速いのも特徴的)

 なので多分に『りりかSOS』の空気感も
残していたから、やはり現代側(月光町側)の
主人公はカズマ◆渕崎ゆり子[リマックス]の物語
だよな、って認識ではある。
(『りりかSOS』の絶望的な空気の中で、かなり
孤軍奮闘していたことが評価につながってカズマに
至る、と。ま、どちらも田中一也音響監督の作品
ですし)

まあ昔「大地組」研究としてた声優分析データでは
斯波人脈継承、といふカテゴリで3人いるうちの一人、
としていたと。
(『おじゃる丸』シリーズでは主に岩清水くんで、
『こどものおもちゃ』では羽山夏美、『レジェンズ』
ではシュウゾウ・マツタニに抜擢してるが、元は
『紅の豚』で斯波重治音響監督にフィオ・ピッコロで
抜擢された人である岡村明美)

(『おじゃる丸』シリーズでは田村カズマ、『レジェンズ』
ではハルカ・ヘップバーン旧作の『フルバ』では
草摩燈路だが、元は斯波重治音響監督に『めぞん一刻』
で八神いぶきに抜擢されていた人こそ渕崎ゆり子。
大地組としてはやはり『りりかSOS』のデューイで、
とあるイベントで大地カントクすら忘れていたデューイの
名台詞を諳んじたことで感心された、ってエピソードでも知られると)

確かそれは「お前は誰かを助けられるのに、
お前を助けられる奴は誰もいないんだな。」
だっけか。レビューあった。

https://blog.goo.ne.jp/neverendingcult/e/e1fa0f41a513ba70b3597d010762d156

 
(3人目が斯波重治音響監督が『ハイスクール!奇面組』
で河川唯に抜擢していた久川綾の目標になった人で、
大地監督がOVA『妖精姫レーン』で主役レーンに抜擢
したと。旧作の『フルバ』では倉前美音のが高橋美紀)

まあ『こどものおもちゃ』で意見を分裂させまくって、
八嶋智人をとりこぼしたので、八嶋智人と斯波重治
音響監督の後継者の一人だった浅梨なおこは主に三谷映画
方面に抜けてしまうわけですが。

 まあそんなこんなでシームレスに『こどものおもちゃ』から
スライドしたので、ネット時代に突入した頃は、
大地カントクの掲示板に行ってコメントをしていたわけで。

なぜ私があえてこの時期にsinceのついた
『おじゃる丸』大地丙太郎のライフワーク、
といふ画像を貼るのか、その理由。|torov|note

 で編年式にメモを手繰って行こうかと思ったけど、
そんなには時間をかけられそうにないので、
ここはタイトルに記していった通りに。

一番大きな転換点は私としては山内昇寿郎さんの
死、がターニングポイント。ちょうど13期って
あたりでベテランアニメーターが抜けてしまい、
大地監督と田中一也音響監督の傾向を読むのも
億劫になりかけてた時期で、ここからしばらく
離れます。

 その頃のコメント書きから。

野沢那智(10月)や川本喜八郎(8月)が
亡くなるよりも最期まで『おじゃる丸』の
作画ローテーションにいて(こないだの
13シリーズ63話「柱のきず」でもハッとさせられた)
何度も大地監督を援けていた山内昇寿郎さん
が亡くなられたのが意外とショックな最近のtorov、でした。

では改めてこちらに漂着。(2010.12)

あと山内昇寿郎氏の遺作とも思われる『おじゃる丸』
13シリーズ90話「おじゃる里帰りする」は12/6の月曜日
オンエアなので、これは座して観ようかと。

また一難(2010.12)

 それから『おじゃる丸』13シリーズ90話はやはり山内昇寿郎氏
ではなく同胞の丹内司氏が担当されてました・・・。

今年ラストの微調整。(2010.12)

山内昇寿郎さんの説明と来歴は当然『ペリーヌ物語』
にも関わるものなので。この時のコメントが丁度いいかな。

>山内昇寿郎さんは実はtorovさんの書き込みで
>恥ずかしいのですが始めて知りました。
山内昇寿郎さんは元OHプロ出身で初期の宮崎駿
作品を中心に支えた人の一人。
『ルパン三世』は2期の155話や『カリ城』を含めて
多数の作画に参加。
『未来少年コナン』も参加してますから、その頃
から大地監督とは同じ作品に参加していた、と
(いわゆるテレコム組の一人。後に漫画家になった
「アウトランダーズ」の真鍋譲二氏などと共に
OHプロからテレコムへ移籍)。

(宮崎・ジブリ関連だと『名探偵ホームズ』から
『火垂るの墓』『千と千尋の神隠し』まで参加)
日アニ(『ペリーヌ物語』『じゃりん子チエ』)
からその後はスタジオぴえろの作品に多数参加
(『うる星やつら』『スプーンおばさん』
『魔法の天使クリィミーマミ』)、そして
丹内司氏と共にスタジオぎゃろっぷに入って
数多くの作品で中心にいたアニメーター。

『キテレツ』『姫ちゃんのリボン』『こち亀』
『あたしンち』、そして『おじゃる丸』。
 常にぎゃろっぶ作品の中で安定したアベレージ
と印象の強い作品が特徴の名アニメーターでした。
謹んで御冥福をお祈り致します。

そろそろいくつか進展してきた模様で。(2010.12)

まあそれまでにも離れる予兆は幾つかあって、
すげかわるキャスト、犬丸りんの自死、
朝時間の縮小と消滅と挙げられるわけですが。

 すげかわるキャストは根本的に田中一也音響監督
の病癖が原因なのでなあ。大坪純子を引退させた
十字架がそうさせる、とは以前書いたのですが。
 なので小西寛子おじゃるは3期まで。以降は
小町ちゃん役だった西村ちなみが兼ねていきます。
相棒の電ボも岩坪理江が第7シリーズで引退。
以降は佐藤なる美が務めています。
 最近だとやはりトミーおじさんの交代がかなり
残念な形に。

 犬丸りんが第4シリーズで抜けて(まあこれも
文句つけた小西寛子と同じく利権を絡めてせしめた
松本Pの悪手そのものなのですが)、2006年には
自死で亡くなると。

 まあ一番応えたのは朝時間の消滅ですね。
どれだけ朝の放送が消えて厭だったかは「鳴茂部屋」
ってトコにひっそりあったコメントアリのブログで
コボしていたような。

>2005年2月21日(月)
>『ケロロ軍曹』2年目突入らしいですが、金曜午後6時
なので、久し振りにビデオ2台体制だなこりゃあ。
『おじゃる丸』は第1期から録って観ているので
(個人的には朝の放送がなくなった方がつらかった……)
かぶりそうな「ヤな予感」的中ちゅう感じで、なんか、ねえ。

「鳴茂部屋」に投下したコメント

で、最後に語るのが説明出来るようにしてあった
メモの消失、ですかね。
 無論初期はデータ入力して私家版でデータを
揃えていたのですが、それも喪い、残っているのは
これくらいなのが。

「おじゃる丸」のメモ書きシートを使った事例
だけ、メモが出て来た。
 多分知恵袋で公開してた回答と重複はするけれど
も。第7シリーズの特定を示す事例かな。

 ちなみに。第7シリーズを特定する特徴は・・・。
主題歌が「詠人」(第10シリーズまで)。
電ボの声が岩坪理江(この第7シリーズまで)。
「エンマ、シャクになる」(#531)から「マロはお風呂が
苦手でおじゃる」(#630)までの90話からなり、
EDは「我らちっちゃいものクラブ」なのが特徴です。

 これをある程度シリーズ毎に纏めたメモ書きが
存在したけどそれも散逸しまして。
 ま、機会と時間があれば整頓したいところでは
あるんですが。

私が『おじゃる丸』を常時録画しなくなった
いくつかの理由、はまあそんなところで。
 最後まで御覧頂き誠にありがとうございます。