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兎にも角にも心に浮かぶ「うたかた」は萎んでは移ろっていくばかり。ってことでここもまずは随想から書いてみるべきなんじゃないかと。~お導きと贖(あがな)い方、小林信彦と井原高忠、レイ・ハラカミ。

流石に企画を立てて、その「お題目」に合わせて文章を綴って
いくのは確かに得意になってきたけど、固めようとしてテーマを
絞ろうとすればするほど、そんな「うたかた」は萎んでは移ろって
いくばかり。

 ま、そんなひとしきりの後はとりあえず随想から書いてみるべき
なんじゃないかと。

 ま、ムリにまとめてもダメなら、「うたかた」の泡(あぶく)一つ
一つを丹念に汲み取る日もたまには必要、ってことで。

 流れとしては11月以来の随想でしょうか。

たまには観念して、素直に日記からの随想を書いてみよう。
2022.10.16(So.日)晴れ|torov|note

そろそろ修羅場前の日曜だし、ここは随想にしておくのも
いいんじゃないか。2022.11.13(So.日)曇のち雨|torov|note

まあ前の2回に比べて天気を銘記しないのは既に日を跨いで
もいるし、煩雑になるから、ってことで。

 PK2戦でいろいろ焼けぼっくいに火の付いたW杯は
ブラジルが負けてタフネスなクロアチアが勝ち上がり。
まあ前日ガチャがしたり顔でさもブラジルは勝ち上がると
嘯(うそぶい)いてた時点で(あ、これで「中身がない」と
「ロベルト本郷」にすらなりきれずにいる本田にも一掃され
そうなセルジオ越後のしたり解説ごと消え去ればいいな、
の願望もコミで)ブラジルの敗退はやはり清々しくもあり。

 オランダvsアルゼンチンvs17枚のカードvs主審はよく
見てなかったので言及は避けますが、南米勢はこれでアルゼン
チンだけしぶとく生き残った、って事実だけが残った感じ。

 そしてウノゼロ(1対0)でモロッコはポルトガルを下し
ましたか。ある意味ラスト立て続けにカレー供給でモロッコの
交代選手が退場したことで縦ポンすら真っ当に入らなかった
ポルトガルに「打つ手なし」が発動してしまったのはまさしく
「万策尽きた」を観るようでもあり。このシビれ方こそが
球蹴りの醍醐味でもあるなと。

 まあ全体的なカタールW杯の傾向としては「驕った素振り」を
ひけらかしたところから退場の憂き目に遭っているカタールW杯
で、その先鞭をつけたのは「バドワイザーの酒類販売締め出し」
で驕ったことから1勝もさせて貰えなかったカタールであり、
交代のディレイが随所で顕著であったドイツのリーグ敗退であり、
いつものPK敗退地獄ルートをなぞってしまった日本のいつもの、
であり、こないだのブラジル然り、ってところで、いずれも根本
にはさまざまな近隣の労働力と血を吸い上げて作られた新設の
スタジアムピラミッドのお導きと贖(あがな)い方なのかな、
とも思える状況であり。
 だからそこをするすると登攀(とうはん)するには何よりも
それまでの状況にこらえながら変態的ともいえるタフネスさを
備えたチームが勝ち残る感じになっているのかな、と思う次第。

意外に使えるかどうかを観てたけど、意外に形にならなかった
組み合わせをここでジョイントしてみるか。このコメントは
こちらにもあったのか。

小林信彦 週刊文春コラムでの大橋巨泉、永六輔のあつかいぐあい Togetterまとめ

これを小林信彦が萩本欽一に説明するときにはこう語っている。

小林 井原(高忠)さんは両方と友だちだったからね。でも一緒に
   出演してもらうためにはね、やっぱり「作戦」があったの。
   井原さんはあの番組(ゲバゲバ90分)が始まる前に結婚した
   んだけど、自分の結婚披露の宴でふたりに声をかけたんですよ。
萩本 な~るほど。そんなめでたい席で頼まれれば・・・。
小林 そう、巨泉さんでも前武さんでも断れないからね。

小林信彦 萩本欽一「ふたりの笑(ショウ)タイム」
(集英社文庫版,2017.01)p26-27

 まあそう「お膳立て」することで、ようやく番組としての体裁を
整えさせたフィクサー(仕掛人)としての井原高忠、といふ存在が
ここでもやはり浮かび上がると(言うまでもないですが「スター誕生」
の生みの親であり、とんねるずの名付け親を最後に実質隠居した
伝説の人物)。

 「星野源のおんがくこうろん」土曜の2回目はまだとっかかり
だけですが、2期1回目(通算5回目)の「レイ・ハラカミ」は
多分に岡崎体育の先達的なポジションかと思ったら、昔の映像に
「えびてん」が流れたのは驚いた。なるほどそっちのスペックを
しっかり使い切れる「リスペクトベースの天才職人」だったのか。
生前から流れてた中で聴いた経験があったのは確かに「ばらの花」
のアレンジだけでしたけど。

まずは随想から書いてみるべきなんじゃないか、といふことで
こんな感じで一本仕立ててみました。

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