見出し画像

「女だらけの集団で悪戯に話を進めていったら、観るも無惨な「誰得」アニメにしかなれない」。を経験した梶島正樹が「ガルフォースの軛(くびき)」から逃れてOVAに身を投じた「ご当地アニメ」の先祖の一つが「良賈は深く蔵して虚しきが如し」と掛け合わせるところから始まる元祖「天地無用ワールド」。そんなシリーズの『ヤットデタマン』くらいの位置にあるのが『デュアル!ぱられルンルン物語』。

まあ『デュアル!』がメインの話題なので、ここのまくらは
以前の記事を紹介がてら体操選手でも音響技師でもない声優でかつて
山寺宏一の方の山ちゃんと結婚してた田中理恵の
諸々な補足をまくらにしてみるか。

(現在は17歳教の根城ことオフィスアネモネ所属、ってことで私のnote記事の初出はそこからか)

「この人を悼む」シリーズ・2回目は納谷六朗氏。(2014年11月17日没)|torov

次が「月のワルツ」関連で水銀燈バージョンでカバーしたものをここで紹介してるかな。

「月のワルツ」から辿るいしづかあつこ~『こばと』、さし音、そして『よりもい』|torov

そしてビクターエンタテインメントやフライングドッグを
語る上で声優の田中理恵はまずアニメタルレディーやってた
頃のMIE(未唯、元ピンクレディー)に発掘されたので、
はじめの事務所がドラマティックデパートメント、ってところだったのを
記しています。
(そこにあるつべの映像はそれこそ『デュアル!』時代の
田中理恵)

「ビクターの音楽性とは」一言で言うと「華と個性と色物」。|torov

で、いつも語る上での「紛らわしい田中理恵問題」はこちらで
纏めてあります。

あーあー、そういやさ、みたいな掛け声にも似たものから記事を作成してみますか。ほとんど物忌みたいな日でもあったもんで。『とらドラ!』再放送で字幕付きから話を展開してもみる。紛らわしい田中理恵問題についても振り分けてみる。|torov

傍証としてはニコニコも無事にデータ復旧したので、これを
確認出来るかな。「とらドラジオ」でこの件についての言及
がちゃんとあります(声優と音響技師が同じ作品に参加してた
ケースなので)。

「こっから」の行動方針とまあありていに近況雑感。2023年11月のよしなしごととさっぽろ東急の「マザーリーフ」で上気浴。|torov

 ではそろそろ本題。


まあ『デュアル!ぱられルンルン物語』のアウトラインは
並べたけれど、具体的にはどんな話であるかの主線をまあ
まあ濁したくらいで書いてなかった。

 一応アウトラインを並べた記事はこちらです↓
本題はこれにするか。久しぶりに「これはひどい…」を観てしまったので、リアル世代が語らなければダメか。とかつて保全してきてたデータの中から『デュアル!ぱられルンルン物語』について語ってはみる。|torov

 ひらていに言うと「天地無用ワールドの『ヤットデタマン』的な作品」(だからメカというよりはロボットが出る
作品、って位置付けになる)であり、『すのはら荘の管理人さん』と『パトレイバー』を足してるけれど、『めぞん一刻』あたりまでには至らない。
(だからベテラン声優が大林隆介、野沢雅子、小林優子、
って並びにもなると)

 そして何よりインナーに入り込みな思い悩み方をするから
セカイ系と混同されがちだけどそこは黒田洋介だから。

くらいで明確に「天地無用ワールド」の庇護下だから、着実に
「『ガルフォース』にはしないぞ」の心意気が強く反映された
世界観なんだよな、と言えるのかと。

 まあ主にスタジオオルフェはわかってたけど、ナベシンが
あまり理解しないままに概念を崩壊させたのでVAP主導の
天地無用シリーズはわやになった印象が強いけど、元来の
『天地無用!』及び「天地無用ワールド」は原作、梶島正樹
のやらかした失敗の代表例と云われる「ガルフォースの軛(くびき)」
から如何に逃れて作劇をするか、に重点が置かれている
ワールドです。

 つまり「女だらけの集団で悪戯に話を進めて

いったら、観るも無惨な「誰得」アニメにしか

なれない」。


 それを体現してしまった「ガルフォースの軛(くびき)」
から逃れてOVAといった商業ベースのフォーマットで半ば
リハビリするかのようなささやかなプロジェクトから大きく
広がって行ったのが「女だらけの集団にはせずに、調整型の
主人公は必要」として選ばれた柾木天地の許に
「良賈は深く蔵して虚しきが如し」で封印されてた魎呼(りょうこ)が
エンカウントするところから始まるのが『天地無用!』の
はじまりなわけで(だから多分に転地療法も含まれているから
梶島正樹の地元岡山の地名をオマージュした名前が多数
付けられて、後に云われる「ご当地アニメ」の先祖の一つ
にもなったと)。


 まあそんな「天地無用ワールド」の中でも、とりわけ
『デュアル!ぱられルンルン物語』は「『ガルフォース』にはしないぞ」の
心意気が強くて、結構キャラがうじうじ悩んでるから(『フォトン』や
『プリティーサミー』ややや『無限のリヴァイアス』な黒田洋介だから)、
「天地無用ワールド」の意志が色濃く反映されたシリーズなんだよな、って
基礎認識なんですけど。




#リアル世代が語ってみる
#アニメ感想文
#田中理恵
#体操選手でも音響技師でもない声優
#デュアル
#デュアルぱられルンルン物語
#とらドラジオ
#長岡成貢
#秋山勝仁
#村木靖
#天地無用チームが手掛けたアニメ
#梶島正樹
#ガルフォースの軛
#天地無用ワールド
#調整型の主人公は必要
#良賈は深く蔵して虚しきが如し
#魎呼
#折笠愛
#きく江さん
#スタジオオルフェ
#黒田洋介
#フォトン
#すのはら荘の管理人さん
#パトレイバー
#大林隆介
#これもまた一つの科学的な運命改変黙示録

この記事が参加している募集