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性別不明であること。

とろたん

Vtuberキャラクター「七風ツバメ」のコスプレをしたときのおはなし。

「いつかツバメさんの和装姿が見てみたいです！」

原作者のつむぎさんに幸いにも反響を頂き、言われた言葉であった。

アニメやマンガに囚われず好きなキャラクターの公式からはまだ発表されていなかったり、あるいは違う衣装を想像して、コスプレすることは結構他でもよくみられる。（現代服に置き換えることを現パロ、学生時代に置き換えることを学パロともいう）

しかし、この和装パロは非常にいい意味でシビれるものとなった。

なぜかというと、ツバメさんには性別不明という大きなネックがあるから。女用と男用でしっかり別れている日本の着物文化に大きく頭を唸らせた。

そこで、どうすればいいか考えた。

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まずは全体の配色。華やかすぎず、抑えた色味に。着物と帯は実は吉祥寺にあった古着物店で揃えたもので、お店のオバチャンに「着物とスカートを合わせたコーデを考えているんですよ...」と恐る恐る聞いてみたところ、意外とノリノリで探してくれたことが思い出。オバチャン、こうなりましたよ。

次に男でもスカートを履く文化は存在していることを取り入れた。日本でいう「袴」というものだ。そこをスカートに置き換えた。

そして時空を行き来できる設定を「旅人」に見立て、それっぽい足元と三度笠を揃えた。笠をAmazonで買って届いた時には親に"北風小僧の奴でもやるんか！"って超笑われて自分何してるんだろうって思った。

最後にツバメさん要素。たくさんあるベルト(ここが性癖！！とつむぎさんは曰く)と七色モチーフのイヤリング(仕事帰りにたまたま見つけた。これも性癖ry)を取り入れた。

あとは天才カメラマンきゃもんさんにかっこよーーーくパパッと撮ってもらって終わり！！！

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ロケはサッカー少年たちや地元のキッズたちもいて恥ずかしかった。めちゃくちゃ「俺も撮ってもらおうぜ！」みたいなこと言われたけど高くつきますぜ.....(あと行く日もう少し考えればよかった。)

やってみて思ったことは「今までの考えをぶち破ることってむずかしい」ということ。この和装パロをみて、もしかしたら女だからこの着物、とか男だからこの着物！とか思うかもしれないけれども、今度はすこーしずつ「自分はこうなりたい！」という姿や考えを着物やそのほかの手段でも表現できるような世の中になって欲しいなって思う。

性別不明ってある意味「誰からも親しまれる」魅力を秘めているかもしれないし。

もしよかったら見ていってね！
最後まで読んでくれてありがとう！

photo by きゃもんさん　retouch by とろたん