見出し画像

【コラム】早いおいしいを叶える野菜の切り方とは

保育園栄養士のとろみです。

公開しているYouTube200本の料理動画やオンラインクッキングで、みなさんじーーーっと見ていただいている場面が、、切り方です。(照)
包丁使いを見ると、意外と自分との違いに気づくもの。
そこで今回は、基本の切り方10種をご紹介します。(14:11から18:54)
参考になれば幸いです。


切り方を変えるメリットとは

❶火の通り方が変わるので時短になる
❷食感が変わるので美味しい
❸大きさが均一で見た目も美しい
❹スプーンやお箸で取りやすくなるのでお子さんも食べやすい


ワーママは野菜を横にして切りましょう

野菜はほぼ横に切っているのではないでしょうか?
横に切る=繊維を切る=早く柔らかくなる=時短です。
例えば、味噌汁には短冊切りではなく、いちょう切り。きゅうりの酢の物は細切りではなく、横にして薄切りしたものを使いますよね?
スープや炒め物も横にして繊維を切るようにして、より早く火が通るようになっています。
そのため、1分でも時間が惜しいワーママは、野菜は横にして切るをおすすめします♡


基本の切り方(10種)

家庭科で多分習っているんだけど〜言葉は聞いたことあるのに実は、よく知らないこと、わかってないことってたくさんありますよね。
今さら人に聞くのは恥ずかしいけど、知っておきたい基本の切り方の紹介です。
これからレシピ本などを見ても
「なるほど!この切り方ね。」
などと思いながら見ると作るのも楽しくなりますよ。

❶半月切り

文字通り月を半分の形に切る切り方です。縦半分に切り端から一定の幅で切ります。
例:大根の煮物

❷いちょう切り

半月切りを半分にした切り方です。食材の切り口の丸い材料をたて半分に切り、さらにたて半分にし、端から一定の幅で切る方法です。いちょうの形に似ていることから、いちょう切りと呼ばれています。
例:ポテトサラダのにんじん

❸薄切り

材料を薄く切る切り方です。幅は1ミリ程度です。
例:きゅうりの酢の物

❹さいの目切り

1〜1.5センチ幅の棒状に切ります。端から1〜1.5センチ幅に切り、サイコロ状にします。
例:保育園では離乳食を作る時に人参、大根などを1センチのさいの目に切って味噌汁に入れています。

❺ざく切り

葉物類を3〜4センチ位の幅に切ります。
例:回鍋肉なとキャベツの炒め物

❻小口切り

細長い材料を端から一定の幅で切ります。
例:味噌汁に入れるネギ

❼みじん切り

材料を細かく切る切り方のことです。
たて半分に切り、切り口を下にして根元を切り離さないよう縦に細く切れ目を入れ、90度向きを変え包丁を寝かせて横に2〜3本切れ目を入れます。端から細く切ります。
例:ハンバーグに入れる玉ねぎ
(包丁ではなくブンブンチョッパーなどの使うと簡単に切ることができます。)

❽細切り

4〜5センチに切って薄切りにした材料を端から細長く一定の幅で切る切り方です。千切りが幅3ミリ以下なのに対して薄切りは3ミリ以上です。
例:にんじんシリシリ

❾輪切り

切り口の丸い食材の材料を端から切る切り方です。
食材としては大根、茄子、きゅうり、人参などがあります。
例:おでんの大根

❿短冊切り

材料を薄い長方形に切る切り方です。長さ4〜5センチに切ります。そのあと1センチ幅の板状に切り、端から2〜3㎜幅で切り薄い長方形にします。
例:サンラータンスープ


いかがでしたでしょうか?
半月切りやひょうし切りなど、野菜にはさまざまな切り方があります。
「なんとなくこんな感じ?」と感覚で切っている方も多いと思いますが、レシピで指示される野菜の切り方には、意味があります。
見た目がよくなるだけでなく、火のとおりがはやくなるなど、料理家さんのしっかりとした研究のもと決められていることが多いです。
外食などでの食材の切り方を見て、シェフの気遣いを感じることもあるかもしれません。外食の楽しみがひとつ増えると嬉しいです。

ここから先は

0字
毎月5日分×4週分の作り置きレシピ(全32メニュー)をお読みいただけます。一ヶ月無料購読もできます♪

ホットクックが誰でも上手に使いこなせるようになるレシピ集。1週間の献立を考えるのが苦痛、子どもが好きなメニューがわからない、ホットクックを…

この記事が参加している募集

家事の工夫

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?