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【コラム】子どもの肌を潤す栄養素

保育園栄養士のとろみです。

手足かかとの乾燥が気になる季節ですね。
今回は、乾燥肌の原因にもなりうる、不足しやすい栄養素など体の中から肌を潤す食事をご紹介します。

乾燥した肌はかゆみみ感じやすくなり、湿疹ができやすくなるという悪循環に陥りますので、気を付けていきましょう。


肌が乾燥する原因とは

今のように寒い季節の場合は、で血行が悪くなり肌に酸素や栄養が行き渡りにくくなります。すると肌のターンオーバー(肌の細胞が一定の周期で生まれ変わる仕組み)のサイクルが乱れ、潤いを保持できにくくなります。
他にもターンオーバーの乱れは睡眠不足やバランスの悪い食事、間違ったスキンケアなどによっても引き起こされ乾燥を加速させる大きな原因となります。


生活習慣の改善ポイント

水分補給を忘れない、しっかり睡眠をとる、バランスの良い食事を心がける


日常生活の注意ポイント

部屋を加湿する、冬でも紫外線対策をする、衣類や寝具、入浴方法にも気を配るなどがあります。
入浴は案外盲点かもしれませんが、お湯を適切な温度(40度程度)に設定して長湯しないこと、肌はやさしく洗うこと、保湿成分の入った入浴剤を使用することがおすすめです。


肌の潤いを保つために必要な栄養素

たんぱく質、必須脂肪酸(オメガ3系、オメガ6系)亜鉛、ビタミンA、ビタミンB2、B6、ビタミンEなどがあります。

第一優先してとりたい栄養素はたんぱく質

ビタミンや必須脂肪酸、亜鉛などは、肌の健康を維持したり、再生を促してくれますが、新しい細胞の原料になるたんぱく質が不足していては、十分に役割を発揮できません。

1日に必要なたんぱく質は、成人女性でおよそ50gほど。肌の乾燥を防ぐために、毎日とることを心がけましょう。
食べ物に含まれるたんぱく質は、鶏の卵なら1個(50g)あたり6.1g。豚バラ肉なら100gあたり12.8g。いわしなら100gあたり19.2gのたんぱく質が含まれています。
朝に卵を一つ、昼食に豚バラ肉と野菜の炒め物を食べて、夕食にいわしの煮付けと生姜焼きなどを食べれば、1日に必要な、おおよその量のたんぱく質をとることができます。

・タンパク質→細胞の原料になる、肉や魚大豆等に豊富に含まれる。
・必須脂肪酸(オメガ3系、オメガ6系) →肌細胞の細胞膜を作る。サバ、イワシなどの青魚、コーン油や大豆油などに豊富に含まれる。
・亜鉛→肌や髪の毛、爪などの健康を維持する。牡蠣やレバー、牛乳、卵、チーズなどに豊富に含まれる。
・ビタミンA→皮膚や粘膜を正常な状態に保つ。レバー、うなぎ、緑黄色野菜などに豊富に含まれる。
・ビタミンB2、B6→肌の再生を促したり、細胞の原料となるアミノ酸の吸収を助ける。豚肉、納豆、ニンニク、マグロなどに豊富に含まれる。
・ビタミンE→肌の血行を促進し、新陳代謝を促す。アーモンドなどのナッツ類、イワシ、いくらなどの魚介類に豊富に含まれる。

乾燥肌の人が控えたい喰べ物や飲み物です。
炭水化物や糖質、脂質に偏った食事、添加物の多い食べ物、冷たい飲み物や食べ物、カフェインやお酒これらのものは乾燥が進む可能性が高いです。


いかがでしたでしょうか?
こどもたちの乾燥対策の参考になれば幸いです。

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