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長所に苦しめられるなんて

こんにちは、そしてこんばんは。
鳥海 花です。

3回目はテキトーさについて。

しっかりしている・責任感が強いことを、幼いころから良い事としてずっとずっと守ってきた価値観だったのですが、その長所に大人になって苦しめられるとは思ってもみなかったなあ。

頼られたこと、頼まれたことに120%で応えること。
常にアンテナを張り巡らせ、すぐに動けるようにすること。
仕事中だけではなく、プライベートでも。自分が起きている時は常に。

これが私の中では普通でした。
何も考えずこの状態を無意識に作り出している反面、エネルギー不足やキャパオーバーになり1人の時間が必要になったり、1日中寝てしまう日も昔からよくありました。

長年、体力がない、疲れやすいだけだと思っていたのですが、近年夫と出会ってご親族やその友人達とプライベートな付き合いを重ねるうちに、

あれ?もしかして私って肩の力を入れすぎている…?
なんで皆そんなテキトーなの…?
へ?そんなテキトーでもなんとかなるもんなの…?
と衝撃をめちゃくちゃ何度も受けまして。

※ここで使われている「テキトー」に対しての悪意は全くありません。

確かに、私の妹もかなりテキトーで、友人にもテキトーな子はいる。
ただ、妹に関しては「妹だから」という謎の先入観があって。
それに対して私は「長女だから」テキトーは許されないと思い込んでいて。
友人も私の周りだと、だいたい第二子以降の子にテキトーな子がいたので、やはり家族構成による人格形成だと思っていました。

ただ、家族構成関係なくテキトーが出来る人達は、「なんとかなる」を実際に何度も経験してきているのでは…?!と気がついて。

私の場合かなり不安症なので、そもそも窮地に追い込まれないよう、大きいことでも小さいことでも、入念に考えたり準備をしたりすることで、「何事もなく計画通り無事に終えられて良かった」の経験がほとんど。
「準備不足でハプニングはあったけどなんとかなって良かった」の経験が圧倒的に少ないのです。
失敗を乗り越える力、というべきか…。

何事にも、ゆったり構えることができなくて。
いざ当日になってしまえば、そんなに緊張しないのだけど、直前までの頭と心はフル回転。

昨日の話と繋がるけれど、やっぱり「失敗」とか「問題」がそもそも発生することを恐れていて。
発生したとしても、なんとかなるっていう自信を少しずつ付けていかないと、ずっと苦しいままかもしれない…と今では思っています。

夫はかなりテキトー、ザ・楽天家なので、そこで私が色々決めてしまうのではなく、その楽天さに身を任せてみるのもいいのかもしれない…。

夫は脊損の車椅子ユーザーですが、拍子抜けするほど楽天家。意味わからん…けど、確かにほんとになんとかなってるもんな…。
私はいつもヒヤヒヤしながら見守ったり、時には先回りして口出ししてしまうけど。
夫としては、エスパー並みに気が利く私が信じられないくらいすごいって言ってくれるのだけど、私としてはいやいや、フツーだから。むしろよくその状態で平気でテキトーなの逆にすげーよ…と思っている。

1人でテキトーするのはまだ怖いから、一緒になんとかする経験を重ねてみて、困った時には助けてもらって、いつか独り立ちできたらいいな。
(最初のうちはすっごいストレスになりそうだけど)

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