拝啓 若林正恭 様

ありふれたタイトルだな。

私はリトルトゥースです。若葉マークだけども。

この度、オードリーというお笑い芸人のツッコミというのをなさっている若林さん(徹子風な説明)の著書「表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬」を読みましたので僭越ながら感想を述べさせていただきます。

母親がオードリーのファンで、いつかの誕生日に父親からオードリーのDVDをプレゼントされていた。よくそのDVDを流しながら夕飯をとっていた。確かそのDVDのエンディングでは、お歌が得意ではないと思われる若林さんの歌声が流れるというものだったと記憶している。エンドロールが滑らかに流れる中の若林さんの歌声。我が家全員、腹を抱えて、椅子から転げ落ちて、それは盛大に涙を流して笑った。否、笑わせてもらった。

そもそも私は「たりないふたり」も「日曜芸人」も観ていたクチなので、れっきとしたオードリー若林ファンであろう。

少し時間に余裕が出来た昨今、私の図書館通いが復活した。久しぶりの読書、さて何を読もう?と思い、本を紹介する本を検索し、若林さんの「ご本、出しときますね?」を借りた。最近の図書館は片田舎でさえ予約システムを導入しているので、一度借りた本の著者の関連本を次これどうよ?とおススメしてくれる。そんなこんなで若林さんの著書が何冊かあることを知り、驚いた。

インスタでフォローしている元?青文字系モデルの田中里奈さんが若林さんの「表参道のセ…(区切るとこー)」を読んで、家庭教師をつけたというポストがあり、そういう話かな?と思って借りることにした。(どういう話?)

そしたら違った。異国の話だった。

若林さんの独特な口調が脳裏にこびりついているため、時々クスッと笑い、この話ラジオでしたんかな?と楽しんで読み進めていた。そしたら、最後の方になって急に泣けた。そうかだから旅に出たのか、とか若林さんて絶対HSPだよな、とか。

家族の誰かが亡くなったら私は、夕飯時にオードリーDVDのエンディングで父と母と兄と私が涙を流しながら笑い合ったあの日々を思い出すのかな。

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