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自分の取扱説明書をつくる、トリセツワークショップについて③

トリセツワークショップのファシリテーター養成講座で、ファシリテーターの視点を実践と体感の繰り返しでつかみ出している、0期生の小林さんの体験談を公開しています。養成講座にご興味のある方は、ぜひシリーズでご覧ください!

その人が持ってる感覚を当てにいくわけではない 

養成講座三回目になって、ファシリテートを体験するのと同時に「やる側」の立ち位置でもセッションに参加するようになります。
ファシリテーターがする質問や進め方を意識しながら、自分ならどう深掘りするかを考えながら、そして、自分のトリセツつくりのための質問にも答えながら、、、
ながら、ながらで、頭ごちゃごちゃです笑

ファシリをする側で刺さったのは信田さんの「当てに行かなくてもいいんだよ」というアドバイス。
自分がトリセツワークショップを受けていると、ぼんやりした気持ちや感覚を「○○でしょ?」って、あてられる感覚があり、やる側になったらあてなきゃいけないみたいに思っていたのですが、この言葉で、間違ってもオッケー!っていってもらってめっちゃ楽になりました。

よくよく考えたらファシリをする側も、探っていく中で相手の反応をみて「あ、しっくりきてるな」「なんかずれてるんだな」とか判断しながら狭めていっているですね。
内情が知れて、ちょっとハードルが下がりました笑

この養成講座に参加する意味は、自分の中にファシリをするための軸をつくっていき、自分なりのファシリテーションができるようになること。

それには、いろんな人のファシリテーションを体験することで、自分とその人の違いや持ち味を知り、真似できそうなところはやってみるの繰り返しだなぁと思います。

それぞれに持ち味がある

私はどんなファシリをするようになるんだろう。
自分の軸をもってファシリできるようになるのがすごく楽しみです!

ファシリテーターの一人である、たまおさんからは、私は「安心して話せる、考察力がある」といってもらいました。
お~私ってそうなんか!かっこいいじゃん笑。なのでこのポイントは伸ばしていきたいところです。

自分のことはわからんけど、人のことはちょっとは見えるんだぞ、ということで、今までお世話になった三人のファシリテーターの特徴を一言で表してみました。

たまおさん・・狭い範囲まで削ぎ落とす、コアに光を当てる、木彫り、結晶化する
樗木さん・・同じところに降りてきて同じ目線で一緒に探ってくれる
信田さん・・ライフステージとか育ち、おかれている環境から読み解く

トリセツワークショップファシリテーターの特徴 by小林さん

あくまで小林目線ですが、、、各々やっぱり全然違う。それぞれの持ち味でファシリしておられるなと感じます。

ファシリテーターの技は日常生活でも活きてくる

ファシリテーターとなる練習のために、日常生活でファシリする立ち位置をちょっと意識して会話をしてます。

そうすると、今までより、話の内容から認識できる情報量が増えたような気が、、。
よく聞こうとするからかな?そして、その中から自分が興味を持てるポイント、引っかかるポイントを発見できると楽しい。

今までの私はここで、共感したり、自分の過去の似たような出来事とかを話してみたりしていました。
この、共感する、というのが自分の得意分野で、相手の心との距離を縮めたり中に入ることを試みるコミュニケーション方法。

でもトリセツワークショップのファシリテーションでは、共感だけに依存せず、距離を保って観察する時もあるという事なので、それを意識して今までと少し変えて「質問」をするようにしました。

・それってどんな気持ちなの?
・そう言うってことは、○○(別の言葉に置き換え)なの?
・なんで□□なの?

やってみると会話が前より深まるし、より理解できていくことが楽しいなと思います。これが、私がファシリするときの自分なりの軸になっていくはず!

ファシリテーター養成講座で学んだこと

ここからは3回目の講座の中でのキーポイントを紹介します。

①その人の“初期設定“(デフォルト)をさぐる 

デフォルトとは初期設定のことで、自分にとって標準の状態のこと。自分で自分のことをどう思っているか=セルフイメージと繋がる部分でもあります。

感情の深掘りの具体的な手段の一つが、「その人のデフォルトを探る」ということなのです。
と、えらそうに書いてますが、講座中たまおさんがおっしゃったとき、「それなんですか?」と聞いた私です。
自分のメモとして書いておりますよ笑。

自分にとっては、あまりに当たり前のことなので、
他者から、「え?そうなん?」「それ、当たり前にやってんのすごくない?」「自分にはそれはできないわ~」などといわれて初めて、その設定に気づいたりします。

私にとって衝撃だったのが、自分にとっての標準(デフォルト)は、あえて他者と比較する場がないと、自分ではそれが他人と違うことに気づかない、ということ。
トリセツワークショップでは、この“気づき“にも、価値を置いています。

他人目線で自分の当たり前に気が付く時、自分の初期設定(デフォルト)はこういう特徴がある、ここがこうなっているんだと言語化できた時、自己理解や自己開示=トリセツにつながるんですね。深い。

あともう一つの気づきがありました。
自分の価値観についてなのですが、「初期設定(デフォルト)は比較しないと気づかない」というところから、「比較はよくない」という価値観が私の中に浸透していたことに気が付きました。

人間関係の中でうまくやろうとするあまりに、兄弟の間で比較しないように、とか、自分と他人を比べてたらいけない、と思っていたのですが、時と場合によって「比較」は有効なのだとわかりました。

②情報の取り方も人それぞれ

人の脳が情報として認識する/認識しないには、人によって差があるのだそうです。
また、情報を認識できる器も人によって大きな差があります。これも先ほどのデフォルト=初期設定と大きく繋がります。

例えば、繊細(HSP)の方の中には「電源コードが絡まっている」こともすごく大きなインパクトを持った情報として脳が認識することもあるのだそうです。

このように、一つ一つの他人にとっては何気ない情報が、脳内を埋めてしまうので、周りのペースにあわせて行動したり集中して何かをすることが難しい、イライラしやすいという事につながったりもします。

 体験会の中でも、その「情報」について、それぞれのケースで話し合いました。(実例をあげたいのですが、パーソナルな内容なのでここでは割愛します!)

自分がトリセツワークショップを3回体験して、自分のトリセツの材料になりそうなデフォルトを言語化するところまで進むことができました。

言語化できる=自分を客観視できている

自分の思いに応えることができる

他人に自己開示していける

開示へのステップ by小林さん

トリセツワークショップは、全部で5回の連続セッションに参加してここをさらに深掘りしていくことになります。

交流の良さに改めて気づく

トリセツワークショップで私は毎回、参加者同士の緩い交流の良さも味わっています。
複数で行うことでお互いに理解し合える、褒め合えたり、違いを知ったり。

それぞれの状況を聞き合うことで「頑張っているんだね」「そんなに子どものこと考えてあげているんだね」「話せてよかった、気が楽になった、わかってもらえた」と感じ、それを感じたまま伝えられ、温かい気持ちになれます。

そして、この場所は決して、褒め合う場所ではなく、自分の感じた感情のまま発していいという場所であることも記したいと思います。

自分のトリセツつくりもでき、交流から刺激を受けたり、あったかい気持ちも自然と出てくる。ほんとおススメです!

少しでもご興味が出てきた方がぜひ一度体験をしてみてくださいね(^^)/


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