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ちんぺい
2020年7月22日 01:29
大映のリトル・プリンセス的な立ち位置(と勝手に思っている)麻里エチコさんの1969年リリースの2枚目のシングル「キッスしてっ」のB面に収録されている曲です。マイナー調のムーディーな演奏に乗せて、エチコさんのカマトト感たっぷりで甘ったるくクセのある歌唱がはじまると、どこかちょっと「これはホラーなのか?」と思わされる独特の雰囲気があります。黒沢良さんの渋いセリフは、さすがベテラン声優の風格ですね。
2019年5月29日 14:05
1971年から放映を開始した同タイトルのアニメ主題歌です。常識やルールを無視した作品の内容を大いに反映した歌詞、軽快なアレンジ、どこか頼りないが味のある歌唱で、アニメ・ファンや和モノDJにも飛び道具としていまだ人気の一曲です。歌詞がいきなり「俺たちゃ裸がユニフォーム!」ですから、作品の内容は推して知るべしです。蜂に追われたり、三塁へ逆走したり、やることなすこと無茶苦茶な内容が作詞にも反映さ
2019年5月22日 16:41
今さらこの曲を紹介する必要があるのかどうか分かりませんが…、1968年発売のシングルです。「風呂場で歌ってんのか!?」と思うほど深いエコーとリバーブ、エレキギターを主体にファンキーな演奏を聴かせてくれるバッキング、そしてボーカルに負けじと金切り声を上げるコーラス。まさしくポップにしてディープの代表選手であります。一応この楽曲について説明をしておきますと、プリマハム「スナッキー」というレトル
2019年4月25日 13:04
70年代初期に活躍した女性歌手、中川レオさん1972年発売のシングル。恐らくデビュー曲です。歌詞からコミックソングと分類してしまって差し支えないと思いますが、それだけで片づけるには勿体ない完成度のラテンリズム歌謡です。全然音頭じゃないですが…。女性コーラスも花を添え、振付を覚えて一緒に踊りだしたくなるような楽しさがあります。こんな楽しい曲が流れる銀座のミニクラブ、喜んでネギしょって行ってみたい
2019年4月18日 19:32
「汚えババアがいっぱいだな!」でお馴染み、マムちゃんこと毒蝮三太夫さん1970年発売のシングルです。前回とババア繋がりということで…。マムちゃんの和モノ・グルーヴ曲としては「どうせ夢ならシュッピッピー」が紹介されることが多いですが、私はこちらを推します(単に好みの問題ですが…)。いかにもこの年代のコミカル・ソングらしく、コケティッシュなグルーヴ感のある演奏に乗せて、かつセリフも交えつつ、見境な
2019年4月15日 12:23
アニメソング四天王の一人、前川陽子さんによる1972年発売「おんぶおばけ」主題歌です。「おんぶおばけ」は横山隆一先生(「フクちゃん」でもお馴染みですね)原作ですから、割とほのぼのとした作風のアニメだと思うのですが、なにをどうやったらこんなどファンキーな曲が主題歌になるんでしょうか。ムーグもミュオ~ンと飛び交うとんでもないアッパー・グルーヴ歌謡です。演奏もさることながら、前川陽子さんのボーカ
2019年4月13日 11:39
こちらでも何回か登場している「ゲバゲバ」という単語といえば「巨泉×前武ゲバゲバ90分!」、司会はウッシッシ、ハッパフミフミフミチョビレ。でお馴染み大橋巨泉さん1973年のシングルです。ジャズ評論家としても知られる氏の楽曲ですから、アレンジは当然ジャズ歌謡です。とはいえ内容はかなり本格的なもので、コーラスはタイムファイブ、演奏は原信夫とシャープ&フラッツが務めています。視聴用動画はこちら
2019年4月2日 12:52
円谷プロダクション初期の名作にして、いまだに根強い人気を持つ特撮番組「恐怖大作戦」1968年リリースの主題歌シングルです。いかにもスリラーものといった雰囲気の曲で、叫び声やエフェクトのギミックも楽しいGSライクでグルーヴィーな楽曲になっています。サビでメジャーに転調しちゃうのが少し残念な気がしますが…。視聴用動画はこちら番組同様に、レコードもいまだに人気があります。恐らくレコードとして
2019年2月4日 22:11
記念すべき1枚目のご紹介。 なににしようか迷いましたが、この「和モノあれこれ」の方向性を示しつつ、和モノで既にある程度人気があり、かつレア度も高いというバランスを考えてこれをチョイスしました。出だしユッタリ、ミドルテンポの曲ではありますが、冒頭「銭ゲバだーい!」の掛け声から唐十郎の「味」としか言いようのない歌唱、そして「銭ゲバ」という言葉を繰り返すグルーヴィーなサビ。歌詞や演奏もこの時代の
2019年2月6日 19:49
「ヒルに近いアサーッ!」という掛け声でいきなりレッド・ツェッペリン「移民の歌(Immigrant Song)」が始まる(とはいえ冒頭のリフのみ)ことで知られる、谷岡ヤスジ先生ご本人歌唱による鼻血ブードバドバグルーヴ。歌詞はご本人が書いているわけではないようですが、ほぼ谷岡マンガから引用したような内容になっているので違和感なし。先生のお声もどこか呑気さ漂い、「味」しかない。演奏は音作りがなに
2019年2月7日 22:05
松竹のお姉さま漫才トリオによる陽気でかしましいゴキゲン歌謡。しかしここでご紹介する曲のタイトルが3回連続で「○○節」、いかに「○○節」に名曲が多いかというのが分かります。かしまし娘といえば「♪ウチら陽気なかしまし娘~」のイメージが強く、レコードの曲もあんな感じ、かつタイトルから秋田民謡のカバーかと思いきや、これがお三方の台詞を交えつつリズミカルな演奏に乗せて「女の強さと弱さ」を愉快に歌い上げる
2019年2月9日 20:25
特撮の中でも、ゴジラシリーズはその人気もあって映画とは無関係のイメージソングが数多く録音されています。この「ゆけ!ゆけ!ゴジラ」もそんな楽曲のひとつで、「みんなと仲良くしたいけど身体がデカいから色々壊しちゃう。みんなゴメン。」という、ゴジラってそんなんだっけ??というほのぼのイメージソングになっております。演奏自体はさほど打ってる感じでもなくDJでは若干使いにくいかもしれませんが、ホーンの旋律
2019年2月10日 17:32
前回ゴジラものを紹介しましたので、ガメラものも紹介しておきたいと思います。こちらの曲は1968年に公開の映画「ガメラ対宇宙怪獣バイラス」主題歌である「ガメラマーチ」のB面に収録。出だしからいきなり威勢のいいホーンでR&B歌謡チックな前奏が始まるので「すわ、これはファンキー特撮歌謡曲か!?」とワクワクしますが、なにせ歌っているのが大映児童合唱団です。歌が始まると途端にお行儀が良くなってしまいます
2019年2月15日 10:45
「ケッコー、ケッコーケッコーコケッッコーー」ではじまるサンバ歌謡。とはいえ、聴いてるとなんだかあんまりサンバ!という印象は残りません。ジャケットを見て、そして曲を聴いてみてなんだか不穏な空気を感じ取った方も多いと思いますが、このあおきあいさんは山本リンダのモノマネでデビュー(そう言われてみればお顔も似ている気が)、その後UFO目撃でなにかに開眼して「地球平和親善大使」として活動しているという異