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【奈良交通】電気バス登場!62系統山村町への旅(1)奈良駅を出て

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2024年春、奈良県内で広大な路線網を持つ奈良交通さまにも中国BYD製の大型電気バスが登場しました。電気バスは在来車両とは違うデザインを施すことが多いのですが、今回登場した奈良交通さまのバスは在来車両と同じデザインで、とても私好みでした。そんな電気バスに乗りに、早速奈良駅を訪ねてみましたのでご紹介します。

JR奈良駅東口へ回送でやってきた奈良交通さまの電気バスの1344がロータリーを回って乗り場へ着車します。こちらは中国BYD製の10.5mのK8 2.0です。関西の他社さまに入っている1.0は釣り目の印象が強烈でしたが、新しいこのタイプは随分と穏やかな顔つきになりました。

JR奈良駅東口の乗り場に着車した奈良交通さまの電気バスは62系統の山村町行きとなりました。
2024年4月20日から運行を開始した電気バスはJR奈良駅と奈良市の南の天理市との市境にほど近い山村町への路線で主に運行されているようです。

JR奈良駅を発車するバスは観光客で満員でしたが、こちらのバスは東大寺や春日大社を経由するにもかかわらずわかりにくい行き先のせいか、かなり余裕のある状態で発車しました。近鉄奈良駅を経由してから、奈良公園を通り抜けていきます。窓の外に飛火野の青々とした草原が広がりました。

奈良市街を抜けると、電気バスは住宅地や田畑がまだらに点在する景色を眺めながら奈良県道188号線を走っていきます。乗っている方も地元の方ばかりで、観光PRのために電気バスを導入したというわけではなさそうです。この普通な雰囲気が私には楽しく感じます。

JR奈良駅を出てから30分ほどで電気バスは終点の山村町に到着しました。

山村町で降り際に車内を観察します。座席は硬いシートで、壁には充電用USBがありました。BYD K8の売りの一つがフルフラットなのですが、奈良交通さまのこちらの車両は標準仕様ノンステップバスのように前中扉間のみがノンステップです。後部のタイヤ上には座席がなく、不思議な空間があいていました。

山村町で折り返して、再び電気バスの旅を楽しんでみたいと思います。

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