ポツダム宣言について
一部抜粋
(6) 日本の人民を欺きかつ誤らせ世界征服に赴かせた、 影響勢力及び権威・権力は永久に<for all time>排除されなければならない。従ってわれわれは、世界から無責任な軍国主義が駆逐されるまでは、平和、安全、正義の新秩序は実現不可能であると主張するものである。
(7) そのような新秩序が確立せらるまで、また日本における好戦勢力が壊滅したと明確に証明できるまで、連合国軍が指定する日本領土内の諸地点は、当初の基本的目的の達成を担保するため、連合国軍がこれを占領するものとする。
私論
ポツダム宣言条文の日本語訳を読んでいて、上記6,7項にとても感じるものがあります。
これをそのまま解釈するとこれを根拠にして、そのような好戦勢力が日本に存在する限り占領軍としての米軍は駐留し続けることができることになってしまう。
そうであるならば、米軍による占領の根拠をなくしてそれを終わらせるためには、我々自身が好戦勢力が壊滅したと自ら明確に証明しなければならないのではないのだろうか?
この10項もどうなんでしょうか?
(10) われわれは、日本を人種として奴隷化するつもりもなければ国民として絶滅させるつもりもない。しかし、われわれの捕虜を虐待したものを含めて、すべての戦争犯罪人に対しては断固たる正義を付与するものである。日本政府は、日本の人民の間に民主主義的風潮を強化しあるいは復活するにあたって障害となるものはこれを排除するものとする。言論、宗教、思想の自由及び基本的人権の尊重はこれを確立するものとする。
これは訳文であるからなんですけど
すべての戦争犯罪人に対しては断固たる正義を付与する
これは一体どういう意味なんでしょうかね?
因みに英文ではこうなってます
stern justice shall be meted out to all war criminals
これに関しては
全ての戦争犯罪者に対して厳しい裁きが下されるべきである
と私には解釈できそうですがどうなんでしょうか?
もしそうであるならば、それについては全く履行されていないですよね
この不正義について世界中に訴えていくことが、その好戦勢力により多大なる苦痛を与えられ続けている我々の取るべき行動の一つではないでしょうか
勿論、意図的に取り除かれなかった癌細胞のようなその好戦勢力を自分たちの力で何としてでも排除していくことも同時にしていかなければなりません