2021年1月23日(断食実況)

本日わたくし。断食中であります。

この24時間以内に口にしたのは、アーモンドミルクをベースにした小松菜と果物のスムージーと、温めた豆乳。以上。あとは水と白湯しか摂っていない。

最近あまり本調子ではなく、体の重たさみたいなものを感じていた。そこで、ここはひとつすっきりリセットを図ろうと断食を思い立ったのだ。

素人考えで適当にやったら痛い目にあうのは予測できたので、事前にある程度やり方は調べた。何日もご飯を控えるのは辛すぎるので、チャレンジするのは1日だけのいわゆる〝ゆるファスティング〟というやつだ。

Google検索結果には断食について紹介する記事はいくつも出てきて、どれもがその効果を煌びやかに謳う。

痩せる。肌がきれいになる。頭がスッキリする。などなど。

それらのワードはきらきらのビジューをまとったアクセサリーのように魅了してくる。

すごい、そんなことまで?私の求めてること全部叶う!断食すごい!

ふくらむ期待を胸に、準備食から当日、回復食まで計3日間の断食イベントが昨日から始まった。

ちなみにこのタイミングで決行した理由はふたつ。まず、生理明けで比較的体の無理がきく期間であること。そして、来週から始まる在宅期間を控えた土日で、このあと万が一体調を崩してもなんとかなりそうであること。

そして今、断食当日を過ごしてきた夜だ。3日間の折り返しも過ぎたところである。

今の感覚を一言、とにかくだるい。

今日一日ひたすら眠たく、体は輪郭がぼうっと空気に溶けているような感じ。動きは重たくのっそりしている。頭のスッキリ感も今のところ感じられない。ぼーっとしてる。この文章もぼーっと書いている。

横では回復食用の大根がことこと煮えている。大根を切ったまな板と包丁を洗わなくちゃいけないんだが、体が脳の言うことを聞かない。

あれれ。ネット記事のキラキラの謳い文句たちが、頭の中でどんどん遠ざかっていく。まるで蜃気楼…

が!しかし!希望をなくしちゃいけないのだ。

なぜなら断食には副作用?みたいな感じで、好転反応というものが伴うから。

この好転反応とは、というのをちゃんと書くだけの気力も今ないんだが、簡単にいうと断食中に眠かったりだるかったり頭痛くなったりしても、それは断食が効いている証拠だよ!的なことだ。

だからわたしのこのだるさは決して悪いものではないはず…キラキラ効果は断食を終えてからやって来てくれるはず…と思っている。うーん、思わせている、自分に。

ちなみに、空腹自体には不思議とそこまで苦しめられていない。お腹は空いているなぁ、とは思うけど、断食前にイメージしていた「だべだぃぃぃ、だべなぎゃしぬううう」というモンスター飢餓状態には陥っていないのだ。唐揚げや寿司の飯テロ画像も冷静な気持ちで見ることができている。

全くカロリーを摂っていないわけではないとはいえ、これはちょっと発見だ。

でもやっぱり飯は必要だよなぁ、と、お腹は求めていないけど、靄がかった頭には「食したい」の信号が灯っている。

大根が煮えた。昆布と梅干しと水で火にかけただけの、美味ではなく効果が目的の料理だが、明日食べるのが楽しみだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?