2021年1月24日(断食明けて、さていかに)

今朝、6時くらいに目が覚めた。1日限りの断食を経た翌朝。空腹で、ではない。

身体が熱くて目が覚めた。オヤ、と思い、潜り込んでいた布団からもぞぞ…と手だけを出して枕の向こうに置いていた体温計を掴んだ。

数年前までは子ども体温をそのまま引きずっていて平熱が36.8度前後だった私だが、ここしばらくはすっかり36度に乗っかるか乗っからないかくらいの低体温になってしまっている。

それがどうだ。高温期でもないのに、体温が36.9度あった。

もちろん今このご時世なので、(さてはコロナ)と一瞬戦慄したが、すぐにこれは断食による影響のひとつだと思い当たった。断食では通常体が省エネモードに入るのだが、例外的に、体が変化にびっくりして発熱をすることがあるらしい。

(一応、その後過ごしても特に感染症の症状らしきものはない。が、これで万が一本当にかかっていたら笑えないな。在宅勤務が始まるところで良かった。)

そして感じた。空腹だ。しかし食欲があるわけではない。ただただ、お腹の中が空っぽであることを感じた。

何かを胃に入れなくては。

のそのそとベッドから滑り降り、顔を洗ったあとキッチンへ向かい、通常の3倍くらいの時間をかけて冷蔵庫からリンゴとバナナ、アーモンドミルク、そして冷凍した小松菜を取り出した。

これでスムージーを作るのだ。鍋には昨晩煮ておいた大根があるが、まずは固形でないものを摂りたかった。

断食のせいか、まだ体が起ききっていないせいか、たぶんどちらもの理由で私の動作は非常に緩慢だった。それでもなんとかリンゴとバナナを切ってスムージーをこしらえることに成功。

そして飲んだ後の記憶はない。気が付いたら自室に戻って床で寝ていて、次に起きたら9時半だった。

それはとてもすっきりとした目覚めだった。

1度起きたときのだるさは消え、体は軽い。そして鏡を見て驚いた。ここ数日悩まされていた、目元のむくみがスッキリしている。

そしてお腹は減っている。今度は食欲を伴う空腹だ。

再びキッチンに立ち、大根の鍋に火をかけ温める。だし昆布の良いにおい。一緒に煮た梅干しと、昆布と、それから大根まるごとの3分の1の量をぺろりと平らげてしまった。

そのあと軽くストレッチ。昨日は眠気が強くてほとんど体を動かせなかったが、今日は多少体に重さを感じる程度で普通に動かせた。

昼にはわかめとねぎをたくさん入れた蕎麦とヨーグルトを食べた。胃をびっくりさせないよう気を使って蕎麦は少量にしたが、本当はもっと食べたかった。

断食によるダイエット効果とは、代謝の促進のほか、食べ物を入れないことで胃が小さくなるのでその後の食事量が減るため、というものもあるらしい。

しかし私の胃は特に小さくなっている気配がないようである。体の軽さが戻ったら胃も元気そうで、「まだまだ食べれるよ!」と私の脳に勝手に信号を送ってお菓子に手を伸ばさせようとしてくる。やめろ。

そんなわけで私の初断食、体調を大幅に崩すことなく成功?した。1番嬉しかったのは目元のむくみがとれて久しぶりに両目がぱっちり二重になったことだろうか。これからまだ様子を見て、調子がよさそうであれば来月また挑戦してみてもいいかもしれない。

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