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午前中の喪失と、抽象的に渦巻く不安(日記3)

春休みに入ってから午前中が消えている。というのはただの責任転嫁なんだけど、目が覚めると大抵15時ごろになっていて言いようのない暗い感情になる。この“言いようのない”とかよくいう“形にできない”とか“表現できない”みたいな抽象化されたものの存在が、毎日毎日心のあたりを渦巻いていくから気持ち悪い。自分が何も出来ていないこととか、やらなきゃいけないのにやらずに引き延ばしていることとかを全部、身体の感覚で理解しているだけで具体的に理解していないんだろう。形にしてしまえばいっそラクになるだろうに、なんとなく形にしてしまうことは怖いことだと、無意識に意識している。
でも同じように劣等感でいっぱいの友達が、よく「洗濯物した」「洗い物した」「ネイルした」「それだけ書くとそれっぽい」と言っているのを見たので今日やったことを並べられるだけ並べてみると、もうそれで十分だよと認めてあげることも心には易しいんだろうな、と思う。
LINEは返信してないし大学の課題はやってないし部活のアンケートも出してないけど、洗濯物干したしご飯炊いたしスーパー行ったし保湿クリーム塗ったし。…と、言語化して具体化してみたら案外どうにかなるかもしれない。と思えてきた。