好きな調味料を見極める、というライフワークにハマっている話。
最近、ひっそりとライフワークになっていることがある。
それは、調味料の最適解を見つけ出すこと。
ひとり暮らし時代から今のふたり暮らしにかけて、調味料選びは迷走している。
少しでも食費を安く抑えたいとはいえ、自炊のモチベーションを上げるためにも、また料理スキルが高くなくてもおいしいものを食べるためにも、いい調味料や変わった調味料を買いたくなってしまったり。
最近ではもう割り切って、数年かけて自分の中の最適解を探っていこう、と決めた。
だから、調味料が切れるたびに、毎回スーパーで違うものを買っている。
例えば、油。
ひとり暮らし時代は、サラダ油、ごま油、オリーブオイルを常備していた。
瓶は重いから、できるだけプラスチックのボトル入りのものを選んで。
今では、その時々で欲しい油だけを買っている。
オリーブオイルしか家にない、という時もあるし、バターがあるから油はしばらく買わなくても大丈夫か、という時もある。
さらに、私の場合、ごま油は安いものでもいいけれどオリーブオイルはちょっと高めのものを買ったほうがいいことがわかってきた。
「ごま風味油」みたいな安いにせもの(?)でも、ちゃんと欲しいごま油の味は出せる。実家で使っていたスタンダードな瓶入りのごま油と味を比べてみたけれど、自分では違いがわからなかった。
一方で、オリーブオイルはサラダのドレッシング代わりにしたい時も多く、そういう時、安いものだとにおいが気になってしまうことがわかった。
オリーブオイルにも種類があって、生食向けのものはちょっと高い。でも、せっかく買うならおいしくサラダを食べられるものがいいなと思ったので、次は少し高いものに買い替えてみようかなと思っている。
そして、しょうゆ、白だし、ポン酢など。
このあたりは役割が被ることも多く、しょうゆ以外はランダムで買ったり買わなかったり。
ポン酢は「まるごとゆず」と書いてあるものや、ミツカンのゆずポンが香りがよくて好きだとわかってきたので、買う時はゆず推しのものを選んでいる。
しょうゆは、一番安い大容量のものを買っていた頃もあったけど、卵かけご飯のときに明確に味の違いを感じてしまったので、以来「卵かけご飯がおいしく食べられそうなしょうゆ」を基準に選ぶようにしている。
その代わりといってはなんだがめんつゆは常備せず、しょうゆやみりん、白だしなどその時あるもので代用している。
そうめんやそばを食べる時も、白だしと甘口のお酢を混ぜて水で割るとさっぱりしておいしい。
また、白だしは一番安いものでも問題なく使えるのでずっと買い続けていたのだけど、最近「ねこぶだし」という商品が気になり始めたので、一旦白だしを買わずに過ごしている。近々お取り寄せするかもしれない。
みそも、ずっと鮮度ボトルで簡単に出せるものを買っていたけれど、ふと思い立っておいしそうに見えたみそをスーパーで買ってみたら、みそしるが驚くほど美味になった。
たぶん「こうじみそ」と書かれていた味噌だったと思うのだけど、ちょっと買うものを変えただけで食卓がグレードアップしたことに感動したので、みそはお気に入り探しを続けるのも楽しいかもしれない。
ちなみに、「減塩」と書かれている商品は買わなくなった。
しょうゆもみそもグラム数を毎回量るのではなく、味を見ながら追加して使うので、減塩のものだと結局使う量が増えるだけでは?と思い至ったのだ。もっと早く気付けばよかった。
あとは、おすそ分けやおみやけでたまにドレッシングが増えたり、ごはんのお供系の調味料が増えたりするけれど、そのたびにがんがん消費して食卓の変化を楽しむようにしている。
普段使わない調味料は結局使いきれずに消費期限を過ぎてしまいがちだから、「もらったドレッシングがあるから、しばらくポン酢は買わずにそれを使おう」と考えたりして、その時々の調味料ライフを満喫するのだ。
おっくうな料理や買い物も、「これが普通」という思い込みにとらわれなければ、毎日の暮らしがちょっと楽しくなったりする。
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