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二次創作の神絵師になれなかった女オタクの話

神絵師になりたかったあの頃

私はTwitterで二次創作神絵師になってみたいと思っている時期がありました。

ここで言う二次創作神絵師とは、「フォロー1桁〜2桁:フォロワー4桁〜5桁」「載せるイラストすべて伸びる」「推しやジャンル語りに多くのフォロやーから共感してもらえる」ようなインフルエンサー的絵師を指しています。

また、商業イラストレーターとして知名度を上げる手段として二次創作を描くパターンとは異なり、あくまで趣味で運用するジャンル専用垢の話であることをご了承ください。

(二次創作神絵師って長いので、以下より神絵師と表現しますね。)


私のTwitterジャンル垢変遷は以下の通りです。

2015年
ジャンルAの専用垢を作る
→画力向上の努力もしなかったのでイラストはそれ程伸びず

2016年
ジャンルBの専用垢を作る
→Aの時と同じ結果
そもそも界隈の雰囲気に慣れなくて垢消しする

2022年
ジャンルCの専用垢を作る
長期的に好きなジャンルにもかかわらず専用垢を作ってなかっので作ってみた。
そして、私のイラストがどこまでこの界隈にウケるか試したかったのです。(この時点で危険な香りがします)
2021年からイラストを独学で勉強した結果を試してみたかった。
独学の成果と界隈に好かれる絵柄を研究した結果、人生初の1000いいねをとるとができた。最大4000いいねをとることもできた。
たくさんの人にいいねされる喜びと努力が実った気がして嬉しかった。
しかし、ある日を境にウケを狙って描くことを苦しく感じ、アカウント削除に至った。

私が神絵師になれなかった理由

ここでやっと、私が神絵師になれない理由を悟りました。

①ジャンルへの愛が足りない
私ももちろんジャンルを好いていますが、きっと好きのレベルが違うのでしょう。
神絵師が神たる所以は、推しやジャンルへの愛が溢れた結果だと思ったのです。
神絵師になることではなく、ジャンルを愛することを目的としている人が神絵師になれるんだと思います。
神絵師になることを目的としているのに神絵師になれないのは皮肉な話ですね。
私の場合、神絵師になることが目的になってたので苦しくなったんでしょうね。

②単純に画力やセンスの差
私の主観ですが、神絵師は努力を表に出さない印象があります。さらっと神絵を投稿し、当たり前のようにたくさんのいいねを得る。めちゃめちゃクールです。
けれどそんな神絵師たちも努力して画力やセンスを会得してるんですよね。
ネット上でイラスト成長過程、作品制作秘話、漫画のテクニックの発信している神絵師の投稿を見てそう思うようになりました。
きっと、ジャンルの良さをより伝えることをモチベーションに研鑽を重ねていったのでしょう。

③発信力の差
①にも関連しますが、ジャンル愛が強い人=ネタが豊富と思われるので、溢れんばかりのジャンル愛を伝えるために短期間に神絵、ジャンル語りを発信→フォロワーが増えるのではないかと考えます。
ジャンル愛がそこまで高くないと短期間に投稿は難しいです。
あと、文章力が高い人も強い印象あります。

つまり、二次創作神絵師の共通点は「ジャンルへの愛が強い努力家」と考えました。
※ガチの天才タイプもいなくはないと思うので、あくまで私の意見です。

無理に神絵師になる必要なはない


この考えに行き着いた私は「神絵師は無理してなるものではない」と悟り、自分に適したジャンルの推し方をしていこうと考えるようになりました。

推し方は自由って当たり前の事のようですが、私も含め、SNSで自分よりジャンルを推している人を見かけると「私はジャンルを愛せてない」と劣等感を覚える人は多いと思うのでそんな人達に「推し方は自由でいいんだよ」と伝えたいです。
熱量に差はあれど好きには変わらないのです。

ちなみに私は今までのアカウントをすべて消し、身内しかいないほぼ壁打ち垢を作りました。
公式垢すらフォローしてません。(必要な時だけホーム画面見るみたいな)
とっても気持ちが楽です。
気が向いたらいつか推しのイラストも投稿できればいいなど思ってます。

ここまで読んでいただきありがとうございました!

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