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大好きな詩や映画、本からの引用
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『女の一生』『男の一生』殿村進

『女の一生』 二十代は 美しく  三十代は 強く 四十代は 賢く 五十代は 豊かに 六十代は 健…

Odette
3年前
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『夢の嵐』銀色夏生

あなたへと手をのばした できるだけ近くへ  この願いが届くように 私たちは結ばれない恋だっ…

Odette
3年前
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色香

大人の色香は、なにかを求めてもとどかずに求め続ける狂おしさを、美しさの軽みにくるむ矜恃か…

Odette
4年前
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『ぼくの美しい人だから』 グレン・サヴァン

あなたの驚くような話をしましょうね。 私は神様を信じているの。 といっても愛想のいい、…

Odette
6年前
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『静かな雨の夜に』 谷川俊太郎

静かな雨の夜に いつまでもこうして坐って居たい 新しい驚きと悲しみが静かに沈んでゆく…

Odette
6年前
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『ノルウェイの森』 村上春樹

どのような真理をもってしても愛するものを亡くした哀しみを癒すことはできないのだ。 どのよ…

Odette
6年前
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『孤独』 谷川俊太郎

この孤独は誰にも 邪魔されたくない と思った森の中のひとりの午後 そのひとときを支えてくれる いくつもの顔が浮かんだ 今はここにいて欲しくない でもいつもそこにいて欲しい いてくれるだけでいい いてくれていると信じたい   嫌われているとしても 嫌われることでひとりではない 忘れられているとしても 私は忘れない 孤独はひとりではない

『魂は』長田弘

悲しみは、言葉をうつくしくしない。 悲しいときは、黙って、悲しむ。 言葉にならないものが…

Odette
6年前
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『時』谷川俊太郎

 あなたは二匹の  うずくまる猫を憶えていて  私はすり減った石の  階段を憶えている …

Odette
6年前
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『沈黙』 谷川俊太郎

愛しあっている二人は 黙ったまま抱きあう 愛はいつも愛の言葉よりも 小さすぎるか 稀には 大…

Odette
6年前
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『詩の素粒子の中で』

世の中の習慣なんて どうせ人間のこしらえたものでしょう それにしばられて 一生涯自分の心…

Odette
6年前
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『赤頭巾ちゃん気をつけて』 庄司薫

・・でも、そのうちにぼくははっきりと分ってきた。ぼくには突然のように僕が考えていることが…

Odette
6年前
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『すみからすみまで』 銀色夏生

ボクね、君に出会って、楽しいよ。 だってこんなに気が合うんだもん。 君のはなしって、すごく…

Odette
6年前
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ある眩暈(くるめき) 清岡卓行

それが美 であると意識するまえの かすかな驚きが好きだ。 風景だろうと 音楽だろうと はたまた人間の素顔だろうと 初めて接した敵が美 であると意識するまえの ひそかな戦(おのの)きが好きだ。 やがては自分が無残に 敗れる兆しか。 それともそこから必死に 逃れる兆しか。 それほど孤独でおろかな それほど神秘でほのかな 眩暈(くるめき)が好きだ。