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『ぼくの美しい人だから』 グレン・サヴァン

あなたの驚くような話をしましょうね。

私は神様を信じているの。
といっても愛想のいい、親戚の叔父さんみないなサンタクロースのイメージではなくて、
全知全能の神様よ。

もちろん神はわたしたちをお好きではないわ。
それはそうよね、好きになる必要がないもの。

でも神はわたしたちをささえてくださっている。
あなたと私がここに立っているのがその証です。

神がささえてくださるのは、わたしたちが腕をとりあうほど
仲がいい友人同士だからではない。

神がささえてくださるのは、わたしたちを愛してくださるから。
わたしたちが神の子だからよ。

そうなの。ほかに何も条件はないわ。

誰もが他人に好意を抱くとか、好きになる事ことを
過大視しすぎます。

人の世に生まれ落ちた時、あなたは人のなかに投げこまれたのと
同じ...絶対に選ぶことはできない。

両親、子供、奇妙な縁に結ばれて恋をした相手、
友人の一人か二人。

こうした人は自分で選べない。
だからこそ愛する義務があるのです。

でも、だからといって好きになったり、尊敬したり、気に入る必要は
ないのよ。
もし、そうしなければ愛が成立しないなら、愛にどんな価値が
あるというのかしら。

(中略)

まわりを見て、ほんとうに選べない人は誰か、それをみきわめたら、
そのように行動するだけ、そういうことでしょう。

それ以外のことは、どうしようもできないわ。

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