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やりたいことを実現する為には、目標設定が大事!

『やりたいことを実現するのに、目標設定が大事』とよく言われる。

大谷翔平やイチローなど、数々の偉人が、目標設定の大事さを語っている。

彼らのような超一流の成功者が『目標設定を明確にすることは、成功への確かな第一歩となる。』と言うと、これ以上のない説得力がある。

しかし、僕は、目標設定して努力を継続する方法で、その目標を達成出来た経験が過去に一度もない。

むしろ、「優勝(合格)なんか目指しません」と思った大会や試験ほど、良い結果が得られる。

つまり、目標設定をすると、かえって目標が達成しにくくなるタイプの人間も、世の中には居る。

目標を立てた瞬間に「やるべきこと」に変わる

僕の場合は、目標を立てると「やりたいこと」が「やるべきこと」に変わる。

やりたいことを実現する為に立てた目標のはずなのに、
いつの間にか「乗り気じゃなくなったことを我慢してやり続ける」ための目標に変わってしまう。

努力嫌いの僕にとって、やりたい事は「ラクをしたい=努力をしないこと」なので、
極論を言うとやりたい事を実現する方法は「目標を立てないこと」なのだw

やりたい事を続けるのに、目標って必要?

SNSを見ていると、ほとんどのスプラプレイヤーが目標を立てて取り組んでいるように思う。

しかし、全員が全員「努力好き」ではないと思う。
(むしろ、努力嫌いの人ほどゲームをプレイする機会が多いのではないだろうか。)

僕のように「目標を立てる=やるべきことに変わる」人も、世の中には多いと思う。

一見、目標を立ててプレイする方が高尚な趣味に思えるが、
子どものように「頭をからっぽにして遊ぶ」趣味も、限りある人生の中で尊い時間である。

僕にとってゲームとは、「やるべき事の多い生活の、息抜き」として遊ぶモノ。

つまりは「息抜きの効率を高める」目標こそ、正しい目標設定と言えるだろう。

目標設定を誤ると、苦しくなる

間違った目標設定をしてしまうと、日々の取り組みが苦しいものになってしまう。

本来、息抜きの為のはずのスプラで「イライラする」経験を、残念ながら多くのプレイヤーがしてしまっている。(僕もその一人)

XP〇〇、ノーミスカンストなど、息抜きとはほど遠い目標設定をすると、「勝つための仕事をこなす」意識が強くなり、もはや遊びの世界ではなくなってしまう。

目指せ〇〇!=やるべきことの成果

たとえば『スプラトゥーンでXP〇〇やバッジを目指す!』という目標を掲げると、日々の取り組みが全て「やるべきこと」に変わってしまう。

仮にXP〇〇を達成出来たとしても、それは「やるべきことを継続した結果」であり、決して「やりたいことを実現出来た」ワケではない。
(※僕にとって)

否定形の目標設定は、失敗しやすい

話がちょっと変わるけど

「テレビを見ない」「スマホを見ない」「甘いものを食べない」「お酒を飲まない」など、否定形の目標は、上手くいかないことが多い。

短期的には成果が出やすいが、長期的に持続し続けるのが難しい。
少なくとも、僕の人生で成功したことはない。

これはなぜかというと、以前もnoteでチラッと書いたが、「脳は否定語を理解出来ない」らしい。

たとえば、『白い羽のペガサスを想像しないでください。』と言われたら、人間は無意識に白いペガサスを想像してしまう。

「寝る前にスマホを見ない」のを目標にすると、余計にスマホが気になって寝付きが悪くなってしまう。

否定形の目標設定は、上手く行かない。法則を逆手に取る

目標を設定しても、上手く行かないことがほとんど。

  • 欲しいと思えば思うほど、欲しい物は遠ざかる。

  • 〇〇しちゃダメと思えば思うほど、〇〇がしたくなる。

僕の経験則は、完全にこの法則になっている。

たとえば、世の中には『働きたくないでござる』と言いながら働いている人が多いのも、個人的にはかなり納得が出来る。

他にも、『今はこんなにお金要らない』と給料の97%を後払いにした大谷翔平さんには、スポンサーがたくさん付いてお金が入ってくるのに、

『いま、お金が欲しい』と心から願っているであろう水原一平さんは、借金を抱えてお金に苦労している状況なのは、この法則に当てはまるだろう。

その法則を利用し、たとえば『海賊王に俺は、ならない!』目標を立てると、海賊王に"ならないこと"を失敗しやすくなる。

要は、否定×否定で「やりたいことを実現しやすくなる」

〇〇なんて目指さない!=やりたいことの実現

格闘ゲームで150回くらい大会に出た経験上、「優勝なんか目指さない」と思って挑んだ大会ほど、良い結果になりやすい。
(※僕はプレッシャーに弱いタイプなのもあると思うが)

同じように、簿記1級も「合格なんか目指さない」と勉強していたら一発で合格出来てしまった。

スプラ2でも、ウデマエXを諦めたらウデマエXになれたし、3でもノーミスカンストなんて絶対に無理と諦めたら野良ノーミスカンスト出来た。

否定形の目標は、どちらの結果でも達成できる

たとえば「XP〇〇」を目指して頑張っている人が、
「XP〇〇なんて目指さない」と正反対の目標を設定しプレイすると、結果にモチベーションが左右されず、やりたいことを続けやすい。

  • XP○○にならない=目標の達成

  • XP○〇になる=やりたいことの実現(※)

どちらに転んだとしても、目標の達成が出来る。
(※ 脳が否定形を理解出来ないので)

「XP〇〇にならない」のを本気で目標にする為には、諦めが肝心である。

諦めたらそこで「憧れる」のは終了ですよ

やりたいことを実現出来た成功者は『諦めなければ、夢は叶う』と言うが、逆に『諦めないと、夢が叶わない』人間も居ると思う。

無い物ねだりで、人間は「手に入らない」と理解すればするほど、それが欲しくなる。

叶ったところで、自分が満足出来ないモノやコトに憧れる。つまり、錯覚している状態を「夢」と勘違いしやすい。
少なくとも僕はそういう性格なのだろう。

それを手にするのを諦めることで『じゃあ、現実的に何を手にしたいか?』を考えるようになる。

「XP〇〇にならない」のを目標にすると、XP〇〇以外のやりたいことや目標を探す。

つまり、憧れたり夢見るのを捨てると「自分が本当に実現したい望み」が見えてくる。

どれだけ頑張っても叶わない目標は、諦めて良いと思う。

胸を揺さぶる憧れや理想は
やっと手にした瞬間に その姿消すんだ

叶いもしない夢を見るのは もう止めにすることにしたんだから
今度はこの冴えない現実を 夢みたいに塗り替えればいいさ

Mr.Children 蘇生

ゲームの上達で自己実現するのは困難

僕の場合は、20年前に『日本一のプレイヤーになりたい!』と思ってバーチャファイター4を努力してプレイしていたけど、

「現実のやるべきこと」から逃げてやっていない自分を、ゲームの世界で日本一になって正当化したかっただけだったんですよね。

結局、ゲームで日本一のプレイヤーになるのを「諦めたら、なりたい自分になれた。」

後から振り返ってみたら、「ゲームで自分を正当化出来るレベルに到達する」為に必要な、途方もない努力や才能に比べたら、
「現実のやるべきことをやる」方が、遥かにラク
なんですよね。

ゲームで人一倍悔しい思いや苦しい思いをしながら努力して自己実現するより、
現実世界でやるべきことを多少やって、ゲーム等の娯楽で息抜きをするほうが、自分らしい生き方なんだと実感している。

もし生まれ変わっても、XP〇〇を目指しますか?

僕にとってスプラトゥーンをプレイする目的は、「非日常的な体験を通じて気分転換をする」こと。

旅行に行く目的に近い。

己を高める為にXマッチに潜っている人も居るが、「生まれ変わっても、XP〇〇を目指すか?」自分に問いかけてみて欲しい。

もっと言えば、「10年後に過疎って、ランキングが500人未満で誰でも王冠プレイヤーになれる状態になっても、いまXP〇〇を目指して毎日必死にゲームをプレイするのが理想的な人生か?」を考えてみるのがイメージしやすいかもしれない。

『生まれ変わっても、10年後にスプラが過疎ってても、俺は最高XPを目指し続けたい!』と自信を持って言える人は、素晴らしい。
そのまま目標の達成に向かって突き進むべきだ。

そうでないなら、「XP○○はもう目指さない」のを一度考えてみると良い。
(諦めるというより、XP○○を既に達成した気持ちで。)

手に入れた事に満足すると、冷める?

熱しやすく冷めやすい性格の人は、
「目標にすると、手に入らない」「諦めると、手に入る」法則を経験すると思う。

欲しい物は、『なにがなんでも手に入れたい!』と頑張る。
しかし、手に入った途端、「欲しい物が手に入った」ことに満足して、急に興味がなくなる。

要するに、目標を立てると「あまり乗り気じゃないことを我慢してでもやり続ける」原因は、

そもそも"本当に欲しいもの"ではなく、元々興味がなかったモノやコトなのだから、当たり前の事なのだ。

要は、どうでも良いことに執着している状態から抜け出す為に、「誤った設定の目標を諦める」のが肝心。

まとめ

もし、あなたが「1年くらい目標が達成出来ずに停滞している」とお悩みだったら
目標を設定すると、手に入りにくくなるタイプかもしれないので、目標を逆にしてみるのがおすすめ。

私は失敗したことはない。うまくいかないやり方を一万通り見つけただけだ。

というエジソンの言葉があるが、「必ずうまくいかない方法」を見つけられれば、その逆をすれば成功する。

僕にとって「やりたいことを実現する」唯一の方法は、否定語を上手く活用して、目標設定をすることだ。

僕がゲームで手にしたいのは、XP〇〇の達成ではなくて、「純粋に楽しむ」こと。

というか、エンジョイ出来れば別にゲームじゃなくても良い。エンジョイが目的で、ゲームは手段。

ゲームの上達の為にPDCA(努力・改善)のルーティンをするのは、「エンジョイ」という目的を見失ってしまいやすい。

noteで何度も書いているが、「好きこそ物の上手なれ」という格言のとおり、努力する者は楽しむ者に結局勝てない。

目指すべきはXP〇〇ではなくて、「自分が最高に楽しい」状況になること。

目標を設定すると、達成する為にルーティンが重要になってしまう。
努力という日課が「遊びの効率を高める」のにむしろ足かせとなり、結果が伴わない日々で苦しみが伴ってしまう。

「XP〇〇なんて目指さない」と、楽しむ気持ちでXマッチに取り組むと、精神的に余裕が出来てイライラしにくくなるし、

脳は否定形を理解出来ないので、勝手に「〇〇をしたい」と錯覚するので、良い結果になりやすい。

だから、「XP〇〇になる」という目標を掲げて結果が出ずに苦しみ続けるより、
「XP〇〇にならない」という目標を掲げて、結果がどちらに転んでも楽しみ続ける方が良い。

【最後に】
途中、歌詞を引用したミスチルの蘇生って曲おすすめ。(リンク貼りたかったけど、公式のものはなかった)

「生まれ変わるなら、生きているうちに」

「人は、生きているうちにしか生まれ変わることができない」

という哲学的な考え方を自己啓発本で読んだけど、本当にそうかもって思うんだよね。

良かったら聴いてみて!

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