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進路を南西へ

午前中に自分の両親への結婚の挨拶を終え、昨日買ったシャツを店員さんに言われた通りのコーデで着て同じ店に行き店員さんをビビらせつつ、昼飯を食べに中目黒へ出かけました。目当ての店が2軒ともコロナ禍でやってないのか短縮営業なのか日曜だからやってないのかそもそも営業を継続しているのか、もう正しい答えがリアルとネットどちらにあるかもわからず、とりあえず近所でやっていた1000円の居酒屋昼ランチを食べ、中目黒らしい味付けに値段相応の満足感を得ました。ここ最近は昼飯を食べたあとはカフェを探しつつ散歩をします。今日は西郷山の急勾配をのぼり、あのやたらに外国の雰囲気のある代官山の通りをくだり、駅近くにあるすごく素敵な喫茶店を見つけることが出来ました。とりあえず今日の収穫だ。

代官山に来たので何度かライブでブッキングしてもらった「晴れたら空に豆まいて」の様子を見に行くと、1年半前に入ってた同じビルのテナントがほぼ全滅していました。コロナ禍って容赦なさすぎないですか?店の関係者の生活というだけでなく、もしかしたらそのあんまり流行ってない、よくわからない店を居場所や想い出の地としてる人なんてたくさんいるかもしれない、というかいないなんてよほどイカれな店以外言えないと思うけどな。生き残るのか、損切りなのか、通っていた自分は損を生み出していたのか。

全然うまくいえなくてダサいけど、元々居た場所も、その場所がないから仕方なく集まる公園や居酒屋や劇場やライブハウスなど、それらもどんどん禁止エリアにされて小さな場所に追い込まれていくような、今ボンバーマンオンラインやってるからそのシステムと同じことを考えちゃうよ。

それでも無理やり新しい居場所を探していかなければなりません。今日はその散歩の帰りに、学芸大学で唯一入りにくかった古着屋に行ってみたら売ってるTシャツが軒並みイケてることが分かってよかったです。でも俺はTシャツに8000円は出せないよ。12万の鞄買う人って家に造幣システムある?

そのあと家ではっぴいえんどとか聴いて次に結婚式で演奏する曲の話し合いとかして、多摩川にキャッチボールしに行って新丸子で飯食って解散しました。俺たちの居場所は常に東急がくれる。

最近、うちから各方角に行く最短or最楽ルートが身体に刷り込まれてきました。東京は暗渠化された川が多いおかげで、その川沿いに走れば目的地までの坂道を登る回数を減らすことが出来る。地理学的に力学していく。得意で苦手を補う。これって文系の人に刺さりませんかね。とてもいいことを言っています。

明日から"通勤訓練"なるものが始まります。会社への復帰の不安を、会社があるビルまで実際に通勤することで慣らしていくものらしいです。絶対にふざけた格好で行ってやる。好きな時間まで眠れる自由を奪うな。また明日から、散歩します。

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