見出し画像

多肉植物で「高級」な種類を購入すべき理由は?長く綺麗に育てたい方におすすめの情報

高級な花といえば胡蝶蘭、高級な木材といえばヒノキやケヤキなどが思い浮かぶでしょう。

花や木に高級な種類があるように、多肉植物にも高級な種類が存在します。
今回は一般的なお花屋さんやインテリアショップではあまり出会うことのない、高級な多肉植物ならではの魅力に迫ります。

本記事はこんな疑問を持つ方におすすめ

・高級多肉植物はなぜ高いのか
・高級多肉植物の魅力とは
・高級多肉植物はどうやって見つけるのか


高級な多肉植物の特徴

可愛らしい見た目と育てやすさで人気の多肉植物ですが、なかにはとても高級なものがあります。
高級な多肉植物は普通の多肉植物に比べて、どのような違いがあるのでしょうか。高価であるぶん、なにか特別な魅力やメリットがあるのでしょうか。高級な多肉植物は希少な品種であることが多いですが、そのほかにも嬉しい特徴があります。

綺麗に育つ

高級な多肉植物は、綺麗に育つことが大きな特徴です。なぜ綺麗に育つのかというと、ゆっくりと育てることで徒長を防ぎ、栄養が行き渡って丈夫になるため綺麗に発色・成長します。高品質なわけです。

そもそも生長の遅い種類は、増やして販売できるサイズに育つまでに時間がかかるため高級なのですが、ゆっくり生長するということは、購入者にとっては購入時の姿を長く楽しめるメリットもあります。

出会って購入を決めたときの姿を長く楽しめることは、購入者にとっては嬉しいメリットですね。

お手入れが簡単に済みやすい

多肉植物は厳しい環境でも生き抜けるように茎や葉に栄養をたっぷりと蓄えているため、基本的に肥料は必要ありません。

肥料が必要ない代わりに土の状態と日当たりをよくしておかなければなりませんが、ほかの植物と比べると水も少しで大丈夫です。

とくに高級な品種は、生産者のもとで小さな株の頃から丁寧に丹精を込めて育てられているので、株が元気で病気にかかりにくく、色もよいです。購入時の姿を保てるような環境と水やりの頻度さえ続けられれば、大切に育てられた美しいままの姿を保ってくれるので、お手入れが簡単に済みやすいです。

多肉植物を購入する際におすすめの品種

高級多肉植物の一つに、ハオルチアでがあります。

高級品種と安価な品種を見分ける1つに、「100均で扱われているかどうか?」があります。エケベリアは100均でも見かけるため、一般的には安い品種と言われる多肉植物。
エケベリアは流通量が多く安価で購入できる種類もたくさんありますが、なかにはとても高級なものもあります。

そんなハオルチアとエケベリアは種類によって多少育て方の違いはありますが、基本的にはお世話がしやすい種類です。見た目の種類も豊富なため、自分好みの株を見つける楽しさがあります。高級な品種はその分の魅力もたっぷり。

ハオルチアとエケベリア、それぞれの「高級になりやすい種類」と「高級になる理由」も気になるところですね。

高級多肉植物①:ハオルチア

ハオルチアは硬葉系と軟葉系に分かれており、軟派系のなかでも「玉扇」と「万象」はかなり高価になることもあります。

ハオルチアの軟派系は、ほかの多肉植物に比べて不思議な見た目をしていますよね。もともと不思議な魅力のある見た目に、さらに曲線や模様といった個体差が現れることで、唯一無二の美しさに値がつきます。

  • 玉扇


南アフリカ西ケープ州の小カルー地帯が原産で、砂漠のようなところに自生しているため、葉のほとんどが土に埋まっており、葉の先端を少しだけ土から出しています。

土に埋まっていることで動物に食べられることなく、身を守ることができるのです。
ハオルチアの葉の先端は透明感があり「窓」と呼ばれるのですが、この窓を土から出しておくことで、葉のほとんどが土に埋まっていても窓から日光の吸収と光合成ができます。

玉扇の窓は平らな形をしていますが、個体差や品種改良によって窓の部分が大きかったり、窓に綺麗な白い模様が入っていたりすると高級品とされます。植物はひとつひとつ個体差があって当然ですが、ハオルチアの模様のように明らかな違いが現れるものは好みも分かれ、唯一無二のものとして人気が出るのです。

  • 万象

玉扇と同じく南アフリカ西ケープ州の小カルー地帯が原産ですが、原産地のなかでもさらに限られた場所にしか自生していません。

ハオルチアの葉の先端は窓と呼ばれており、この窓の形がゾウの足に似ていて、たくさん集まっていることから「万象(まんぞう)」という名がついています。ハオルチアは個体差や品種改良によって窓の部分が大きかったり、窓に綺麗な白い模様が入っていたりすると高級品とされます。

万象は特に、1000本に2本〜3本しか入らないといわれる黄色い線(班)が入ると、より高級になります。万象はハオルチアのなかでもとくに生長が遅く、出荷できるサイズに育つまで数年を要するため高級になりますが、そのぶん気に入って購入したあとは「美しい模様を長く楽しめる」と人気です。

高級多肉植物②:エケベリア

多肉植物の代表的存在で、非常に多くの品種があるエケベリア。一部のエケベリアが高級になる理由は「交配により希少な種類が生まれるから」と「簡単に増やすことができないから」です。

交配は必ずしも成功するとは限りません。多肉植物を増やすには葉挿しが簡単な方法ですが、エケベリアは葉挿しで増やすことができない種類もあります。
そのためほかの方法では時間がかかり、そのぶん高級になります。

  • プルヌスペルシカ

プルヌスペルシカとは、もともと桃の学名に由来します。

そのような名前がつけられているだけあって、まるで桃のような可愛らしい姿をしています。エケベリアのなかでも丸くぷっくりとした葉の形、ピンク色のようなオレンジ色のような、独特な色が桃を連想させるのでしょう。

エケベリアは紅葉する種類も多いですが、プルヌスペルシカは年中、紅葉したような色を保ちます。葉刺しで増やすこともできて丈夫なので、比較的育てやすい種類と言えます。

  • ハロウィン

エケベリア・ハロウィンを初めて目にした方は驚くかもしれません。

尖った爪の先は黒色や濃い赤色で、個体によっては葉の先端に血飛沫がかかっているかのような模様があり、ハロウィンという名にふさわしい姿をしています。
一見とてもかっこいい姿ですが、多肉植物ならではのぷっくり感もしっかりとあり、可愛らしさも備えているのが人気の理由です。

  • モンロー

エケベリアのなかには、直射日光を和らげたり水分の蒸散を防ぐために、ブルームという白い粉を纏っている種類があります。

モンローの葉は丸くぷっくりとしていて、色は薄いオレンジ色、先端は少し赤くなっています。そんな愛らしい見た目のうえにブルームをまとっていると、まるでお化粧をしているかのよう。つい触りたくなってしまうのですが、ブルームは触ると取れてしまい、戻るのには1か月かかるといわれていますので、なるべく触らないようにしましょう。

モンローは大きく育ちやすい特徴があるので、どんどん大きくしたい方にはおすすめです。

  • パフューム

こちらはグラプトペタルム属。とりわけぷっくりと、もはやぷっくりを通り越してコロンとした葉をしているのがパフュームです。

直射日光を和らげたり水分の蒸散を防いだりする役割があるブルームという白い粉を纏っていることで、もとの黄緑色をさらに柔らかく控えめに見せています。先端のピンク色へのグラデーションが素敵な、とにかく可愛いという言葉がふさわしい品種です。

「世界から集めた希少多肉植物」を扱うToriDoriみどりが高級な品種を取り扱う理由



ToriDoriみどりでは、ハオルチア、エケベリア、グリーノビアといった多肉植物を中心に、「世界から集めた希少多肉植物」を数多く取り扱っています。

そのなかには高級な品種もありますが、日本では手に入りづらい希少な種類であることだけが高級な理由ではありません。
高価でも、美しく良い状態の高級品をお客様へお届けしたい」と思っている”ToriDoriみどり”のこだわりをご紹介します。

コストの高い安全な方法で輸送しているため

海外から植物を輸入するには、船便か航空便で植物を運んでくる必要があります。
船便は輸送コストが安く済むのですが、どうしても輸送に時間がかかり、2週間ほどを必要とします。2週間もあれば植物の育って形が変わってしまうおそれがあるため、海外の植物業者が植物に成長抑制剤を塗ってしまいます。そうすると、日本に届いて店頭に並ぶまでは小ぶりで見た目もよいのですが、その後は根っこが生えず、発育に影響が出てしまいます。

一方、航空便の場合は輸送コストが高くなりますが、輸送に時間がかからないため成長抑制剤を塗る必要もなく、鮮度がよいものが届きます
そのため、輸入後の発育に影響が出ることがありません。

ToriDoriみどりでは航空便を利用して輸入をしているため、コストは高くなりますが、高品質な状態を保ったまま販売店舗へ卸すことができます。
もともと希少価値が高い種類の多肉植物をさらに高品質でお客様へお届けしようと思うと、どうしても高価になってしまうのですが、その価値は十分にあります。

多肉植物の購入時に高級な品種を見つけるコツ

多肉植物を多く扱っているお店では、ラベルで「希少」と謳っていたり、ラベルにレア度が書かれていたりするケースがあります。気になる多肉植物を見つけた際は、ぜひ店員さんに聞いてみたり、ネット検索で調べたりしてみてくださいね。
面白いストーリーが隠れているかもしれません。

100均でも、エケベリアやサボテンなどの多肉植物は多く販売されていますが、100均で見ない品種は高級だと覚えておくとよいでしょう。
例えばハオルチアを100均で見かけることはまずありませんし、エケベリアも100均で見ないような種類のものは高級な品種であることがあります。

「ToriDoriみどり」のような高級な多肉植物を扱っている専門店を覚えておくこともよいでしょう。
専門店が出している多肉植物なら、状態のよい高級な多肉植物に多く出会えるのでとてもおすすめです。

「ToriDoriみどり」の場合は、「赤・青・緑のラベル」が特徴的で見つけやすいのでぜひ探してみてください。
植物のレア度によって色分けをしていて、どれも国内流通量の少ない品種にこだわり選抜したものばかり。赤いラベルは最もレア度が高いもの、青いラベルは中度以上のレア度を表しています。

高級な多肉植物を購入するのにおすすめの方法

高級な多肉植物は、専門店で購入すること。
実際の姿を目で見て判断することができ、店員さんにも詳しい話を聞いて納得したうえで購入できます。せっかく高級な多肉植物を購入するのですから、しっかりとお店で選んで納得してお迎えしたいですね。

専門店になかなか行けない、専門店で運命を感じる子がいなかった方はECサイト(インターネット購入)も活用しましょう。写真でしか確認できないのが少し怖い部分でもありますので、信頼できるサイトを選びましょう。

昨今、ホームセンターも珍しい品種が並んでいます。ホームセンターのバイヤーさんもとて慎重に植物を吟味されています。ホームセンターという性質上、幅広い値段のものが並びますが
、珍しい品種や高級な品種に出会えたときには、喜びも大きいのでおすすめです。

まとめ:綺麗な状態で長く多肉植物を育てたい方は高級な品種の購入もご検討ください

一時期ブームになったおかげで、最近は植物専門店でなくとも雑貨店やインテリアショップにもたくさん並ぶようになった多肉植物。
せっかく新しい家族としてお迎えするのなら、長く大切に育てたいものです。

綺麗な状態を長く保ちながら育てたい方は、ぜひ高級な品種の購入も検討してみてはいかがでしょうか?
簡単に手に入る種類の多肉植物はいくつか育てたことがあるけれど…という方も、高級な品種ならではの魅力をぜひ体験してみてください。
きっと、生活に一味違った彩りを加えてくれますよ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?