当事者と、そうではない人

「少しは落ち着いた?」と優しく声をかけてくれる人は、死別を経験していない人が多い印象。

たった数日では落ち着くはずもなく、日々複雑な感情が入り乱れて、まったく落ち着かない。かえって気が狂いそうになる。

「まだまだかかるよ」と言ってくれるのは、死別経験者が多い。

そう、まだまだかかる。

父が他界したとき、やっと落ち着いたかなと思えたのは一周忌の頃だった。だから、母を亡くした今、きっと1年はかかると思っている。

だから、焦らない。

今は、どっぷり悲しむ。泣く、わめく、後悔する、懺悔する、自責の念に苦しむ。喪失感を実感する。思い出を引っ張り出して自分を追い込む。

だって、知ってるの。

父が他界して18年。いつの間にか、当時の辛い感情を忘れていたことを。

だから、今回はこの今の辛い感情を忘れたくないから、ここnoteに書いている。私自身のための日記。

・・・・・

あ、それと。「落ち着いた?」と声をかけてくれるのは優しさだって知っている。だから、ありがたい。

まったく声をかけてくれない人もいるよね、そりゃそうだ。
特に若い人。そりゃそうだ。
私だって死別を経験する前までは、親を亡くした人になんて言っていいか、わからなかった。

死別経験のベテラン?両親他界の先輩方は、
「1年は変だから、大丈夫。でも1年は変だから事故とかは気を付けて」って。的確なアドバイスをくれる。(笑)

今はその言葉が一番しっくりくる。


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