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海が見える風景

海が見えるところがとても好きです。
誰が書かれた本だったか忘れてしまったのですが、昔読んだの本に、
「海は実際に見ると、頭で思い描く1.2倍広い」
と書かれていました。

本当にその通りだと思うのです。
海はいつも私が思うより広くて大きい。
海水浴に行っても、漁港に行っても、磯遊びに行っても、釣りに行っても、海は私が頭の中で思うより大きいのです。

海や川、常に水面が近いところで暮らしています。
ここで暮らしてからできたお友達は、サーフィンをしていたり、釣りをしていたり、子供の頃から悩みを抱えれば海に来た、とか、自転車で釣りにばかり行っていた、なんていう人ばかりです。

羨ましい。

でも、今、私は、毎日川を渡って、涙がこぼれそうな何かがあれば、海を見に行きます。
子供達が何かに行き詰まった時も、一緒に海辺を歩きました。

海はいつも広い。
そして、私はとても小さい。

海の広さにいつも励まされます。
水面に映る夕陽に、いつも感謝の念が浮かびます。

私には絶対に勝てない力がある。
私は小さくていいんだな、と思います。

小さくて、何もできない私は、それでもここにいることを許されている、といつも思います。


ありがとうございます!