見出し画像

上島竜兵から深キョンになるために私は今日も徳を積む


白濁のお湯の中で思い出した

「なりたい芸能人選べるなら誰にする?」

前に職場の人と本気で語り合った話だ

あの人も、この人もいいなあと

いろいろ考えた結果

私は深キョンに決めた。

深キョン それは最強女子力を持った女神

黒目たっぷりのきゅるりんとしたおめめ

実写版ドロンジョ様を演じられる程のバディ(英語的発音)

守ってあげたくなるような声

あ、ヴォイス


あの日から私は、

徳を積んで来世は深キョンしてもらう!と決意したんだった

忘れてた、、☆ いっけね☆

今日からまた頑張るんだ…



家の中に観葉植物を2つ置いている

1つは玄関

2つめはトイレ

玄関のガジュマル(という種類)は毎日水をあげ、話かけていた

おはよう…とか

いや、おはようとしか言うたことなかった

挨拶程度の関係ですが、ガジュマルはすくすく成長していて

出会った頃の2倍以上の大きさになっている(多分)

一方、トイレの木(何の種類かも知らない)は

私の独断と偏見で

「トイレの湿気吸ってるから水やらんでよかろう」

としていたので

ほとんど水をあげていなかった。

それでも葉が何枚か干からびた位で、本格的に枯れたりしなかったため

「これでいいんだな」と思っていた

そうして半年以上たった

ずっと放置していた干からびた葉っぱを取ってたら、

新しい葉っぱが出ているのに気付いた

一指し指の爪くらいのツヤツヤしたキミドリの葉っぱ

それを見つけた私は驚いて(もうこの木だめかなと思っていたごめん)

毎日水をあげることにした

「え!」と思うくらいのスピードで葉はツヤツヤを維持したまま

ここぞとばかりに大きくなっていった

ツヤツヤの葉っぱの成長に脳みそがついていけない私は

「これ作りもんの葉っぱ…?」

「誰かがひっつけた…?」

と意味不明なことさえ思った

葉っぱは成長をやめない

新たな葉を増やし、日に日に大きくなる


今まで成長できなかったんじゃなく

無理だ と決めつけていた。

水さえあげれば、大きくなれたんだ


人間だってそうだ

人間だって同じだ

大切なことに気づかせてくれて、ありがとう…

そんなことを考えてたら、喉が渇いた

葉っぱさんと同じく私にも水分が必要だ


5月に入って熱くなってきたので、

お茶を作って冷蔵庫でキンキンに冷やしている

さあ飲もうかな、冷蔵庫開けたら

画像1


キンキンに冷えたこれがいた

どういう気持ちでこれを冷蔵庫に戻した…?

娘よ…

お母さん枯れちまうよ… 

葉っぱもこんな気持ちだったのかな…

ごめんよ…




私は素直ではない

ひねくれている

だからなのか、

たまに それが原因で相手に怒ったりしてしまう


ストレートに言いにくいことを 遠まわしに言って みたりする

こうゆう風にしてほしいって言えず 遠まわしにラインして みたりする

そして相手に期待する

分かって!

察して!


だが、そんなことで伝わるわけなく

期待外れの 「そうじゃないのに!」って言葉が返ってくる

すると 

「なんで察してくれないの…?」と

相手に裏切られた気持ちにさえなるのだ。


私はそんな自分を毎回いやになる


自分なりにいろいろ考えて ふと気が付いた


これは…

まるで上島竜兵が熱湯風呂を前にして 必ず言う アレだ

「押すなよ?」

「絶対に押すなよ!!???」


これは 「絶対に押せ」という意味だ

周りの人はこれを察して 押す!

それが 竜兵の望みなのだ


私はこれと同じことを 相手に求めていた

言葉とは裏腹な気持ちを分かってほしくて期待して

「なんで察してくれないの!??」と

押してもらえず熱湯風呂に入れず 半裸でブチ切れている 上島竜兵なのだ


思い出せ私、

なりたいのは

深キョンだぞ!!!!!!

なりたいのはきゅるりんとしたおめめで

クルリンパじゃない!!!!!!

こんな所で 上島竜兵になっている暇などない!!!!!!!


熱湯風呂に別れを告げて

上島竜兵から深キョンになるために

私は今日も徳を積む


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?